...西洋人はたしかに一驚を喫するであろう...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...フェア・ヘーヴン丘(ヒル)でコケモモを満喫する時期に間にあうように森に帰った...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...漱石氏がその頃案外俳句に熱心であったことに一驚を喫するのである...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...さうしてあの惨めな敗北を喫する狸は...
太宰治 「お伽草紙」
...炭酸水を喫するような心持であたりの空気を胸一杯吸った...
谷崎潤一郎 「細雪」
...おもてに貞淑をよそおいながら心ひそかに復讐の快味を喫する人の...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...よほど運が好くなければハイキングの快味を満喫するといふ訳には行かない...
徳田秋聲 「霧ヶ峰から鷲ヶ峰へ」
...そのスリルを滿喫する爲に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...かの煙草を喫する者を見よ...
福沢諭吉 「教育の目的」
...茶を喫するに法あり...
福沢諭吉 「帝室論」
...その中でなんぼも実績が挙がっていないのに一驚を喫する...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...ますます強く美しい肉体の歓びをも満喫する生活を持ってゆくとすれば...
宮本百合子 「結婚論の性格」
...全体人は生きているために食物を喫するけれども大食の者は食うために生きておるのだ...
村井弦斎 「食道楽」
...餅を沢山食べ過ぎた時大根卸(だいこおろ)しを喫すると忽(たちま)ち胸がすくのもその訳だ...
村井弦斎 「食道楽」
...牛肉を食べた後にパインナプルを喫すると消化が速い...
村井弦斎 「食道楽」
...膵液と腸液はどんな味だか知らんけれどもとにかく五種の液が消化する処へ五種の味を喫するのは自ら暗合しているね...
村井弦斎 「食道楽」
...且曰く魚は琵琶の鮮に非れば喫する能はず...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...私は東山の麓(ふもと)に住んでいた関係もあって京都の樹木の美しさを満喫することができた...
和辻哲郎 「京の四季」
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