...涼風を満喫するのもまた人間であります...
高浜虚子 「俳句への道」
...山の宿の空気を満喫する...
種田山頭火 「行乞記」
...筍のうまさを満喫することだらう...
種田山頭火 「其中日記」
...澄太居のよさを満喫する...
種田山頭火 「旅日記」
...その蒐集慾を満喫することになるのだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのスリルを満喫するために...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お琴の美しさを満喫するのが景物で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お琴の美しさを滿喫するのが景物で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女房のお靜の晩酌のサービスを滿喫する平次ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ひとたびイリの地を踏む者の一驚を喫する所なり...
日野強 「新疆所感」
...一斤(きん)の価十銭の葉を喫するも...
福沢諭吉 「教育の目的」
...日帰り乃至は一泊の旅には最も平易であり新緑と海の香りを満喫するに充分であらう...
牧野信一 「或るハイカーの記」
...巧みに煙草を喫することを練習したり...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...こうして圓朝打倒の大旆(はた)を揚げた人たちはかえって内に外にいつも空しく惨敗を喫することとはなってしまったのだった...
正岡容 「小説 圓朝」
...餅を沢山食べ過ぎた時大根卸(だいこおろ)しを喫すると忽(たちま)ち胸がすくのもその訳だ...
村井弦斎 「食道楽」
...膵液と腸液はどんな味だか知らんけれどもとにかく五種の液が消化する処へ五種の味を喫するのは自ら暗合しているね...
村井弦斎 「食道楽」
...且つ飲み且つ喫する事は...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...私は東山の麓(ふもと)に住んでいた関係もあって京都の樹木の美しさを満喫することができた...
和辻哲郎 「京の四季」
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