...小包でも着くと大喜びで霞の上に光る星を見ながら...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...心ひそかに自分の働きぶりを喜び...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...私は其角の鶯の句も単に心の喜びを表わす和歌などと違って形を描く方面に一歩を進めていることを前にお話しましたが...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...却て心の底に喜びしも戀てふ惡魔のなせる業(わざ)...
高山樗牛 「瀧口入道」
...「美しい! 美しい!」と大喜びで...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...天に歓喜してお喜びになるであろう...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...喜びもあり、淋しいこともあり、悲しいこともあるようによ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...此精神の喜びは肉體に影響したであらう...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...名状し難い喜びのうちに我を忘れて酔った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...……」「ワハッハハ……」教室は若い声が渦をまいて大喜び――だがその中に三人か四人...
永井隆 「この子を残して」
...馬子は喜びました...
中里介山 「大菩薩峠」
...さむらいは大喜びであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...とうとうその思いが一部叶って魔法瓶を買うことの出来た時の無邪気な喜びようには誰もが心を惹(ひ)かれた...
中谷宇吉郎 「雪の十勝」
...彼等は目を丸くして喜び勇んだこともあつた...
平出修 「夜烏」
...髪未だ黄ばまず心火の如し悲みて聴く喜びて観る三十を越えたといふ自覚はあつても髪はまだ黄色にはなつてゐない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...ときどき別れたり会ったりして感ずるその喜びは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...T「拒むと罰が当りますぞ」59=二階敬四郎お兼とは知らずに大喜びで見て居ます...
山中貞雄 「右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」
...その時のお母様のお喜びになった御様子は今でも眼に残っております...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
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