...なんともいえない喜びのさけび声がほとばしりました...
江戸川乱歩 「大金塊」
...代理じゃ駄目ですよ」ボカ土農学部研究室を出て来た赤星の顔にはかくしきれぬ喜びの色があり...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...すると大神(おおかみ)は手を打ってお喜びになり...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...やつぱりその生れ出でて來た今の世の中に雜り合つて、悲しみには泣き、喜びには笑ひ、爭ひには爭はなければならないのだつた...
田山花袋 「道綱の母」
...それでも御蔭樣で無事に長島へお連れしまして本年初めての收容を終りました事を御喜び下さいまし...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...彼の喜びであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分一人ではあまりに大きすぎる喜びを分かつべき...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...意地悪い喜びを味わった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...パトラッシュは喜びの雄叫(おたけ)びをあげながら引き綱を振りほどきますし...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...一は有益なる植物なるゆえにこれを喜び...
新渡戸稲造 「自警録」
...――死んだお浅とお菊には継父(けいふ)に当る弥助(やすけ)――の喜びはいうまでもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...娘と抱き合ったまま涙を流して喜びました...
野村胡堂 「向日葵の眼」
...あらゆる喜びを受けいれられる人生の花盛りを...
久生十蘭 「春雪」
...宛然(さながら)父母の再生を迎うるが如くに喜びくれぬ...
福田英子 「妾の半生涯」
...若返ったみたいだ」「本当に合意したんですか」エドガーが喜びと安どのため息まじりに訊いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...猴大いに喜び躍って坑(あな)に堕(お)ちて死んだが...
南方熊楠 「十二支考」
...」おやじさんは自分の子のことのように喜びました...
宮島資夫 「清造と沼」
...舞のリズムと打音楽の調和を喜び得る純日本人ですら...
夢野久作 「能とは何か」
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