...今迄喘(あえ)ぐように苦しげに呼吸していた晴次はこの時ようよう口を開いて...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...この喘息という病は...
林不忘 「安重根」
...電光のように早いかと思うと牛の喘歩(あえぎ)のように遅(おそ)い...
田山花袋 「一兵卒」
...パーヴェル・イヴァーヌィチは喘(あえ)ぎながら答える...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...そしてますますいっそう大きなものすなわちいっそう善いものをと無限定に喘ぎ求めるものであることを理解するのみでなく...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...喘ぐ双馬を傍らに駐むれば王は命下し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...喘(あえ)ぐように口を開けて...
徳永直 「冬枯れ」
...「姉さんは」「それに御夏(おなつ)がまた例の喘息(ぜんそく)でね」姉は比田のいう通り針箱の上に載せた括(くく)り枕(まくら)に倚(よ)りかかって...
夏目漱石 「道草」
...炎熱の下に喘(あえ)ぐような響(ひびき)を持っている...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...すっかりチョッキのボタンをはずして喘いでいるものもある...
久生十蘭 「魔都」
...そしていま明の身体を急に熱でも出て来たようにがたがた震わせ出している此の汽缶車の喘ぎは...
堀辰雄 「菜穂子」
...昂奮のためにガクガクと喘いでいたのが...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...新八は口をあいて喘いでい...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...喘いであぶくをふきだしながら...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...喘ぎ喘ぎ鉄桟を切なく攀る千鶴子の手を...
横光利一 「旅愁」
...あとには三百の部下が彼と共に眼のいろ変えて喘(あえ)ぎ喘ぎ馳け続いてくる...
吉川英治 「三国志」
...喘(あえ)ぎながら...
吉川英治 「親鸞」
...息を喘(あえ)ぎながら...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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