...喉仏が痛くて、声が出ない...
...喉仏が張っている感じがする...
...喉仏が詰まっているような感じがする...
...喉仏の位置を指摘された...
...喉仏の形が特異的である...
...喉仏(のどぼとけ)の下を...
芥川龍之介 「酒虫」
...喉仏を見せて嚥下(のみくだ)す時の様子をする...
石川啄木 「鳥影」
...枕から頭を滑らして喉仏を露わし...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...お齢(とし)が、お齢ゆえ」玄白斎の白い髯は、いつの間にか、光沢を失っていたし、眼の縁に、薄黒い影が滲み出し、頬の艶が無くなり、咽喉仏の骨が、とげとげしく突き出していた...
直木三十五 「南国太平記」
...「まるで猿だ」と宗近君は咽喉仏(のどぼとけ)を突き出して峰を見上げた...
夏目漱石 「虞美人草」
...覚えず咽喉仏(のどぼとけ)がごろごろ鳴る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...仰(あお)むくと間から咽喉仏(のどぼとけ)が見える...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...眼玉でも鼻の穴でも喉仏でも...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...恐ろしい強力(ごうりき)に締められたものと見えて、喉仏は砕け、顔色は紫色に腫(は)れ上がって、二た眼と見られない悪相ですが、「おや?」驚いたことに、死骸の下には、山吹色の小判が一枚、キラキラと氷の中にめり込んで光っているのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自分で首を縊った年寄の巡礼だったんです」「どうしてそれがわかったんだ」「喉仏はこわれて居たし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...左の耳の後から咽喉仏(のどぼとけ)の方へ偃月形(みかづきがた)に弧を描いて刎(は)ねあげられている...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...と喉仏(のどぼとけ)も見えるような大笑いをしてから...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...咽喉仏をゴロゴロ鳴らして...
火野葦平 「花と龍」
...すると喉仏のとんがりが...
牧野信一 「サクラの花びら」
...凝つと爺さんの喉仏を視詰めてゐた...
牧野信一 「サクラの花びら」
...自分の咽喉仏の上を掻き(むし)っていたようです...
夢野久作 「死後の恋」
...小さな咽喉仏(のどぼとけ)を二三度グルグルと回(ま)わして...
夢野久作 「冗談に殺す」
...喉仏(のどぼとけ)の見えるような大きな口から...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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