...喉仏が痛くて、声が出ない...
...喉仏が張っている感じがする...
...喉仏が詰まっているような感じがする...
...喉仏の位置を指摘された...
...喉仏の形が特異的である...
...喉仏(のどぼとけ)の下を...
芥川龍之介 「酒虫」
...喉仏を見せて嚥下(のみくだ)す時の様子をする...
石川啄木 「鳥影」
...変に喉仏(のどぼとけ)へからませた発音でもって何やら声高に英語を喋っていた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...ドイツ語と咽喉仏(のどぼとけ)を押し倒すように詰め込まれる今の学童は実にしあわせなものであり...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...枕から頭を滑らして喉仏を露わし...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...面(つら)の真中でも咽喉仏(のどぼとけ)でもお望み通りのところを突いてやる...
中里介山 「大菩薩峠」
...秋風や唐紅(からくれない)の咽喉仏(のどぼとけ)という句はむしろ実況であるが...
夏目漱石 「思い出す事など」
...「まるで猿だ」と宗近君は咽喉仏(のどぼとけ)を突き出して峰を見上げた...
夏目漱石 「虞美人草」
...吾輩が笑うのは鼻の孔(あな)を三角にして咽喉仏(のどぼとけ)を震動させて笑うのだから人間にはわからぬはずである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...眼玉でも鼻の穴でも喉仏でも...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...咽喉仏(のどぼとけ)が上へ下へと動きます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...喉仏に祟(たた)るとは知らなかったよ」「無駄はもう沢山だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...左の耳の後から咽喉仏(のどぼとけ)の方へ偃月形(みかづきがた)に弧を描いて刎(は)ねあげられている...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...咽喉仏をゴロゴロ鳴らして...
火野葦平 「花と龍」
...すると喉仏のとんがりが...
牧野信一 「サクラの花びら」
...大きな喉仏の飛び出た細長い頸は...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...男の様に育った喉仏はかすれた太い声の出る理由を説明はして居るものの不愉快な聞手の気持を和げる役には立たない...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...小さな咽喉仏(のどぼとけ)を二三度グルグルと回(ま)わして...
夢野久作 「冗談に殺す」
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