...少しでも世間の眼に私自身を善く見せたい...
芥川龍之介 「袈裟と盛遠」
...善く用ひられた生は...
レオナルド・ダ・ヴインチ Leonardo da Vinci 芥川龍之介訳 「レオナルド・ダ・ヴインチの手記」
...だんだん善くなって来るのを見る事ほど楽しいことはありません...
太宰治 「女の決闘」
...善く琢かれし梶棒の先に結びて而して輪を木釘に嵌め合はす...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...無言の間に善く活ける主人公の理想を語る者に非ずして何ぞや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼は政治家として記憶す可き一の成功もなく失敗もなし而も彼は巧みに隠れて巧みに現はるゝの術を善くし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...大岡氏は巧慧機敏の才子にして善く謀り善く働くと称せらる...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...どっちか一方が善くって一方が悪いにきまっている...
夏目漱石 「中味と形式」
...日の永い国へ渡ったら主の顔色が善くなろうと思うての親切からじゃ...
夏目漱石 「幻影の盾」
...全国に善く行き渡ることもあれば...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...たしかにこれは心から軽蔑の意味を含んだ者であつて我々は侮辱せられたものと思ふのですが………」「その事は先刻も外の人から聞いたのですそれだから善く言つて聞かして置いた...
正岡子規 「従軍紀事」
...まだ肩あげがあつて桃われが善く似あふと人がいつた位の無垢清浄玉の如きみイちやんを邪道に引き入れた悪魔は僕だ...
正岡子規 「墓」
...このたびは前に感じたよりも更に善く感じて来た...
正岡子規 「病牀六尺」
...わが易占を善くするを知って...
南方熊楠 「易の占いして金取り出だしたること」
...ギリシア人殊に善く騎り馬上の競技を好みしが...
南方熊楠 「十二支考」
...医にして書を善くした...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...善くお射中(いあて)になる方(かた)をお見上(みあげ)申すと同時に...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...善くも悪くも通用する...
吉川英治 「新書太閤記」
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