...これが自分が聞いた中では最も啓発される所の多かつた講義である)をすませた後で...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...我々が最も啓発されるのは...
伊丹万作 「「ファン」について」
...読むのならそれによって啓発されるがよい)――彼はこの原始的な新しい国で何か昔ながらの古い国のやり方で生きようと思っている――シャイナーでパーチをつかまえるつもりで...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...いろいろなおもしろい事を教わってたいへんに啓発されるような気がした...
寺田寅彦 「自画像」
...実を云うと私は著者の実際家らしい識見に啓発される処が甚だ大きいのだが...
戸坂潤 「読書法」
...また大いに啓発されるところがあった...
中谷宇吉郎 「淡窓先生の教育」
...啓発されるはずも...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...また異趣味のものに逢着(ほうちゃく)するために啓発されるので...
夏目漱石 「創作家の態度」
...かくべつ啓発されるようなことはない...
久生十蘭 「雪間」
...ムーシナックの映画論で断片的なものだがなかなか啓発されるところはある...
平林初之輔 「ウイツテ伯回想記その他」
...それによつて啓発されることが少なくなかつたことだけを指摘して...
平林初之輔 「文学の本質について(二)」
...何の啓発される所もなかった...
二葉亭四迷 「余が翻訳の標準」
...人間の悟性が更に啓発されるならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
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