...そして手(て)には中啓(ちゅうけい)を持(も)って居(お)りました……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...竇は啓(あ)けて読んだ...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「蓮花公主」
...啓ちゃんが気が小さくて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...この上は何としてでも啓坊と結婚するように...
谷崎潤一郎 「細雪」
...殊(こと)に啓坊に来られると...
谷崎潤一郎 「細雪」
...最も高級な段階に於ける啓蒙家である...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...若くは漫に軍備を擴張して外國と事端を啓くにも非ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そいつあ啓次の方がいけねえって...
豊島与志雄 「黒点」
...啓吉を「小僧小僧」といったり...
林芙美子 「泣虫小僧」
...啓吉の裾へ当って来る...
林芙美子 「泣虫小僧」
...啓吉にはさっぱり面白くない...
林芙美子 「泣虫小僧」
...「小僧!美味(びみ)か?」「…………」啓吉は只目で合点(うなず)いた...
林芙美子 「泣虫小僧」
...「昨日も電話があったけど、ねえ、本当に困るンなら、私が明日連れてって、姉さんの容子、どんな風か見てこようか?」「拝むわ、そうしてよ、何だか虫が……」好かないと言おうとしたが、啓吉が、痩せた影をしょんぼり壁に張りつけさせて、叔母達の話を聞いているので流石(さすが)に寛子も言葉を濁した...
林芙美子 「泣虫小僧」
...菅子の牡丹色のジャケツが啓吉の目に奇麗にうつった...
林芙美子 「泣虫小僧」
...啓吉はどきりとした...
林芙美子 「泣虫小僧」
...中村啓次郎氏から承った...
南方熊楠 「十二支考」
...啓七郎は煎じていた薬湯を湯のみにつぎながらそう云った...
山本周五郎 「日本婦道記」
...啓之助様のお世話になっていることを話して...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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