...これ吾妻鏡の史料は多く政所問注所に關係ある諸家の日記其他の記録なるべきの故のみにあらず...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...(二人相似の点もなきに非ず)余はなほ多くを言はんと思ひしも不折君出発後敵なきに矢を放つもいかがなれば要求質問注意の箇条を節略して左に記し以て長々しき文章の終となし置くべし...
正岡子規 「墨汁一滴」
...ただちに問注所の控え屋敷に入って...
吉川英治 「私本太平記」
...同日問注所のある裁許橋の内へ入った...
吉川英治 「私本太平記」
...すなわち問注所の一郭だった...
吉川英治 「私本太平記」
...いよいよお執事(長官)の問注は...
吉川英治 「私本太平記」
...問注所執事以下の奉行人七...
吉川英治 「私本太平記」
...問注所衆と“御簾ノ廂”の方へ...
吉川英治 「私本太平記」
...「申すまでもないが、問注の床は、上意の台下も同じとお心得あれよ」「はっ」義貞が指を床につかえ、頭(ず)を下げた態なので、高氏もまたそれに倣(なら)った...
吉川英治 「私本太平記」
...先頃の問注所の対決では...
吉川英治 「私本太平記」
...いわれてみれば、往年の確執も、問注所の対決で、解決した形ではあったが、相互の胸のうちまで、きれいに、うち溶(と)けていたわけではない...
吉川英治 「私本太平記」
...「では、きのう一日、問注所にて、配所のお扱(あつか)いにつき、おぬしは、そんなにもきびしい取調べを食ったのか」「なんとも、身のあぶらを絞(しぼ)られるおもいでございました」「ふウむ」「先年、美保ヶ関でお引き継ぎをうけたさい、殿のお耳打ちもありましたことゆえ、島では、先帝以下、三名の典侍(てんじ)たちへも、ずいぶん御自由な日々をお過ごしさせておいたのです」「むむ...
吉川英治 「私本太平記」
...問注所(もんちゅうじょ)の方だが...
吉川英治 「私本太平記」
...「それゆえ……問注所では...
吉川英治 「私本太平記」
...清高は問注所へ出頭を命ぜられた...
吉川英治 「私本太平記」
...問注所(もんちゅうじょ)へ突き出す定めになっておる...
吉川英治 「新書太閤記」
...問注所へ突き出すほどの者でもないし...
吉川英治 「新書太閤記」
...問注所の役人がいならぶ...
吉川英治 「親鸞」
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