例文・使い方一覧でみる「問わず語り」の意味
スポンサーリンク...それが問わず語りに話した所では... 
芥川龍之介 「捨児」
...その心配な筋と云うのを問わず語りに話して聞かせると...
芥川龍之介 「妖婆」
...「或（あ）る踊子の問わず語り」こっちが狼狽（ろうばい）して赤面したね...
太宰治 「渡り鳥」
...車内で問わず語りにベニイのことを饒舌したり...
谷譲次 「踊る地平線」
...近頃は西洋人も婦人まで草鞋（わらじ）にて登る由なりなどしきりに得意の様なりしが果ては問わず語りに人の難儀をよそに見られぬ私の性分までかつぎ出して少時（しばし）も饒舌（しゃべ）り止めず...
寺田寅彦 「東上記」
...ある夜膳を下げに来た宿の主婦の問わず語りに...
寺田寅彦 「やもり物語」
...それにも拘らず知識階級という言葉は、問わず語りに、インテリゲンチャをこの「階級」に類推されるような何かの意味での階級だと想定することを、事実物語っている...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...それからそれと問わず語りをはじめている...
中里介山 「大菩薩峠」
...その色分けや命名を試みて世間を煙に巻いたつもりでいる文士連の中から問わず語りに申訳のような言葉が洩（も）れて出て来る...
中里介山 「余は大衆作家にあらず」
...問わず語りに胸にひびく惻々（そくそく）たるものもあったのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...ラカワナに玉突場を持っているという紳士は問わず語りに...
牧逸馬 「夜汽車」
...何かと問わず語りをした...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...巫女（みこ）などが問わず語りをするようなものであると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...老人は問わず語りをするものになっているのであるから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...不必要に問わず語りを添えているのである...
柳田国男 「雪国の春」
...この遍路は部屋のなかでも、食事のときでさえお高祖頭巾をとらず、問わず語りに、業病のためにふた目とは見られぬ醜（みにく）い顔になっているので、頭巾をかぶったまま、こうしてお大師様におすがりしている...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...問わず語りにしゃべってしまった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...問わず語りをして...
吉川英治 「宮本武蔵」
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