...薔薇(さうび)の枝の緑の葉を啄(ついば)めども...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...この剥啄と、カム、インは、余りに呼吸が合過ぎて、あたかもかねて言合せてあったもののようである...
泉鏡花 「婦系図」
...悪魔におのが良心を啄(ついば)むに委せた...
海野十三 「恐しき通夜」
...啄木ばりの短歌を作ったりしていました...
海野十三 「三角形の恐怖」
...そこで啄(くちばし)で翼をつくろって飛びあがり...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿英」
...帰りの船であなたがぼくの啄木歌集の余白に書いて下さった言葉を覚えています...
田中英光 「オリンポスの果実」
...一旦(たん)塒(とや)に就(つ)いた鷄(とり)が餌料(ゑさ)を見(み)てはみんな籃(かご)からばさ/\と飛(と)びおりてこツこツと鳴(な)きながら爪(つめ)で掻(か)つ拂(ぱ)き/\爭(あらそ)うて啄(つゝ)いた...
長塚節 「土」
...啄木は私達を待つて表へ出て道ツ端に立つてゐた...
野口雨情 「札幌時代の石川啄木」
...石川啄木(たくぼく)が生涯を通じて求めていたもの...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...私は啄木の唄をまるで自らの唄のやうにくちずさんでゐた...
林芙美子 「摩周湖紀行」
...誰でもが聞くだらう啄木の思ひ出話よりも...
林芙美子 「摩周湖紀行」
...熟(う)れた櫻桃(さくらんぼ)を啄(つい)ばむ小鳥や...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私を啄(ついば)んで頂戴な...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...角鷹(くまたか)のようにあなたの命の根を啄(つつ)く1635「憂(うれえ)」をおもちゃにするのはお廃(よし)なさい...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...啄木(たくぼく)の戦法を試みんと思うがどうじゃ」「啄木の戦法と仰せられますか...
吉川英治 「上杉謙信」
...例の啄木の戦法で...
吉川英治 「上杉謙信」
...よくこの柳には川魚(かわうお)を啄(ついば)みに来る白鷺(しらさぎ)の群れを見かけるのであるが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...啄木鳥である...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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