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石川啄木 「一握の砂」
...火鉢の火を啄(ほじく)つた...
石川啄木 「病院の窓」
...俳壇の啄木といはれて惜しまれた...
心猿 「九月朔日」
...夥しい海豚(いるか)の群に啄(も)まれながら浮流(うきなが)されて行く仔鯨の屍体を...
大阪圭吉 「動かぬ鯨群」
...それを廟前にばら撒(ま)いて神烏に供して樹上から降りて肉を啄(ついば)む群烏を眺めて...
太宰治 「竹青」
...(昭和十五年十月)石川啄木さんの仙臺訪問小林茂雄博士との問答今朝の河北新報で關三郎氏の書かれた『仙臺訪問の啄木』といふ文章を興深く一讀した...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...彼女は自分を啄(ついば)んでるとわかってるその病気を恐れていて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ひよいと一跳ね跳ねてそれを咥へて元の處へ戻つて足で押へて啄むのである...
長塚節 「鉛筆日抄」
...與吉(よきち)が抑(おさ)へようとする時(とき)鷄(にはとり)がひよつと來(き)て嘴(くちばし)で啄(つゝ)いて駈(か)けて行(い)つて畢(しま)ふ...
長塚節 「土」
...啄(つつ)くわ啄くわぶつ飛びあがつた...
野口雨情 「都会と田園」
...石川啄木と歌を論じたりしたことはある...
野村胡堂 「胡堂百話」
...啄木(たくぼく)や有島武郎(ありしまたけお)の悲劇を孕(はら)んでゆくのである...
服部之総 「望郷」
...私などはいつも啄木には叶はないと感じてゐた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...晶子さんも同じ様な気持で啄木に対してゐたのではないかと私には思はれる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...我れも真似しぬうらやましさに」不思議に啄木の心境が思い出される...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...こう思って啄木詩集のページを繰って見たが...
山本禾太郎 「仙人掌の花」
...啄木鳥よ、おまへは自然の電信技師、何処へ打つのか、桜のなかで、春のしらせをこつ、こつと...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...啄木(きつつき)のように...
吉川英治 「宮本武蔵」
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