...鉛筆の尖でコツ/\と卓子を啄(つつ)いて居る...
石川啄木 「雲は天才である」
...薄命なりし明治の詩人啄木は...
伊藤左千夫 「『悲しき玩具』を読む」
...今から丁度三十五年前の青葉の節に來訪の啄木さんの顏(血色のよくない...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...茱萸(ぐみ)のやうな紫色の果を啄んでゐる...
中島敦 「環礁」
...石川啄木は、ワグナーを劇詩人として論じ、私は音楽なしにワグナーを論ずることの無法さを説いて、半日愉快な論戦に暮した記憶は、三十七、八年を隔てた昨夏、函館図書館を訪ねて、岡田館長の好意で、問題の啄木の日記を一見し、明治三十五年の項に端(はし)なくも私との頻繁(ひんぱん)な往来の記録を発見し、幼稚なワグナー論の思い出と結び付けて、まことに今昔の感に堪えないものがあった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...啄木の才能は非凡であった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...多くの石川啄木伝が...
野村胡堂 「胡堂百話」
...石川啄木は、明治の末年に、「三十円ないと月が越せない」といって、世の中が世智からくなったことをなげいているが、江戸時代には、居候の名人というのがあって、一生涯、居候をして楽に暮せたという話がある...
野村胡堂 「胡堂百話」
...啄木(たくぼく)等によって代表され...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...丁度我が石川啄木(たくぼく)が...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...雪の後紅梅病めり嘴のあらば薬を啄ませまし晶子の万有教の最も顕著な現はれの一つである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...我れも真似しぬうらやましさに」不思議に啄木の心境が思い出される...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...蛇の頭膨(ふく)れたるはプレ神に踏まれたからで鳥に啄(ついば)まれた頸へ斑が出来た...
南方熊楠 「十二支考」
...殖し方」「ほんとう?――でもこんな本の広告に啄木の歌を使う時代なのね」すると...
宮本百合子 「九月の或る日」
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三好達治 「山果集」
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三好達治 「短歌集 日まはり」
...口を開けてその綿を啄(つい)ばもうとする...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
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夢野久作 「猟奇歌」
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