...唐船を修造す可きの由...
太宰治 「右大臣実朝」
...いまはただ和卿の唐船の完成を待つばかりとなりました...
太宰治 「右大臣実朝」
...唐船出入す可きの海浦に非ざるの間...
太宰治 「右大臣実朝」
...「あの唐船の下に...
太宰治 「右大臣実朝」
...ざぶざぶ海へはひつて行かれて唐船の船腹をおさぐりになつたので...
太宰治 「右大臣実朝」
...唐船の極彩色の船首が浪にうつっていたのもここだった...
永井隆 「この子を残して」
...一「泥棒の肩を持つのは穏かではないな」唐船(からふね)男爵は...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...念入りに家でひかしたんだが……」唐船男爵は...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...三「あの娘は全く野蛮人だよ」唐船男爵はいくらか落付きを取り返して...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...組合せ文字を人に知られるような事は無かったろうな」「飛んでもない……」本藤は唐船男爵の問に...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...毛剃が白眼(にらみ)した百萬の唐船も斯くやと許り...
萩原朔太郎 「二十三夜」
...宝暦の初めごろから唐船の財副(ざいふく)になって交易のため幾度となく長崎に来...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...丈十二尺のもの十本右物産天草島にて唐船に売渡申候仕訳一...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...むかしの唐船のへんぽんたるに似ていて風致あるものである...
室生犀星 「庭をつくる人」
...信助は唐船(からふね)をやっているので...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...唐船(からふね)が帆ばしらを並(なら)べ...
吉川英治 「篝火の女」
...そしてこの奇病は「遣唐船(けんとうせん)が海の外から持って帰った“天龍寺風邪(かぜ)”だ」と世間はいった...
吉川英治 「私本太平記」
...唐船(からふね)蛮船(ばんせん)の入津(にゅうしん)も絶えない折から...
吉川英治 「新書太閤記」
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