...哈爾賓(ハルビン)で国柱会の同志に無理に公開演説に引出された...
石原莞爾 「戦争史大観」
...哈爾賓到着後は万事が予想と反して思うようにならなかったのみならず...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...二葉亭が着くと間もなく哈爾賓では猛烈な虎疫(コレラ)が流行して毎日八百五十人という新患者を生じ...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...日本人の仕事が一も二もなく抑(おさ)えつけられて手も足も出せない当時の哈爾賓の事情を見ては...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...駐日露国大使マレウイチの来任を哈爾賓(ハルビン)に迎えて各々意見を交換した...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...この哈爾賓(ハルビン)を中心に...
谷譲次 「踊る地平線」
...絶えず爪立ちして何か――何であるかは哈爾賓(ハルビン)じしんも知らない――を待ち望んでいる都会だから...
谷譲次 「踊る地平線」
...哈爾賓(ハルビン)を夜出た明け方...
谷譲次 「踊る地平線」
...日露戦後哈爾賓(ハルピン)で開業して居たが...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...さあ僕も哈爾賓ぐらいまで行って見たいのだが...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...哈爾賓だのって物騒な所ですね...
夏目漱石 「門」
...併し哈爾賓は作者曾有の地であるからそれほど突飛な話ではないかも知れない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...哈爾賓は帝政の世の夢のごと白き花のみ咲く五月かな私は明治四十三年頃帝政の世のハルピンに一度遊んだ事があつてその公園の夜の賑はひを知つてゐる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...街は暗く哈爾賓のキタヤスカヤの通りそつくりの...
室生犀星 「巷の子」
...和蘭(オランダ)に居た若島中将閣下は哈爾賓(ハルピン)から飛行機で来たあの爺(じじい)の写真を見ただけで...
夢野久作 「人間レコード」
...私たちの愚かな母親弓子は当時哈爾賓(ハルピン)の英国商人の処に奉公していた伯父に...
夢野久作 「冥土行進曲」
...哈爾賓の五日私達は五月二十六日の午後八時三十分に松花江の鉄橋を渡つて哈爾賓に著いた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...哈爾賓採木公司の深澤暹氏などと乗合せた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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