...品隲(ひんしつ)して飽きる事を知らなかつた...
芥川龍之介 「芋粥」
...生徒同志の品隲(ひんしつ)...
芥川龍之介 「父」
...公平に厳密に門下生を品隲(ひんしつ)する必要があった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...一鼠はかつてその著書の序文において大魯から品隲(ひんしつ)を受けたことがあるように記憶しております...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...それは他人の制作した作品を品隲(しつ)するのではなくて...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...人物や事物の善し悪しを論じる所謂批判・批評・品隲(ひんしつ)のようなものを除外するならば...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...著作翻訳其の他を品隲するに際しては...
戸坂潤 「読書法」
...心理的・社会的・論理的・な法則によって作品を品隲(ひんしつ)するものは...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...ことに行成(こうぜい)を品隲(ひんしつ)し...
中里介山 「大菩薩峠」
...同じ法則で品隲(ひんしつ)せんとするのは舟を刻んで剣を求むるの類(たぐい)である...
夏目漱石 「作物の批評」
...どんな動物を見ても要するにこれは牛かい馬かい牛馬一点張りですべて四つ足を品隲(ひんしつ)されては大分無理ができる...
夏目漱石 「中味と形式」
...人間の品隲(ひんしつ)とくると真逆(まっさ)かさまにひっくり返る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「物類品隲(ぶつるいひんしつ)」というむずかしい博物の本を著わす一方...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...三の春花品隲春になったとは言えまだ冬と同じい西北からの寒い風が吹いて樹の枝を鳴らしている時...
牧野富太郎 「植物記」
...十種の男を品隲(ひんしつ)して白を第六等に(お)き...
南方熊楠 「十二支考」
...しかるに河間七篇における弟子品隲(ひんしつ)に際しては全然無視されている...
和辻哲郎 「孔子」
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