...今迄雪隠の蔭にあつた時は気がつかなかつたが明るみに出して見ると品格のある木となつた...
高浜虚子 「発行所の庭木」
...品格のある都会である...
種田山頭火 「旅日記」
...年の頃は三十前後の品格のある武士で...
中里介山 「大菩薩峠」
...その女房の品格のあるところといい...
中里介山 「大菩薩峠」
...三等客として空席の一つを占めたが向合いに黒いとんび外套(がいとう)を着た相当品格のあるお爺(じい)さんが一人居た...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...フロックを着た品格のある男であった...
夏目漱石 「三四郎」
...彼は尋常以上に品格のある紳士としか誰の目にも映らなかった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...切り下げの品格のある婦人だが...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...細君が何時でも品格のある女として映る代りに...
夏目漱石 「道草」
...ずつと品格のある建物が...
野上豐一郎 「ウォリクの城」
...すなわち結改場(けっかいば)はなかなか品格のあるものだったと言うことです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...即ち結改場(けつかいば)はなか/\品格のあるものだつたと言ふことです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
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