...万(よろづ)の品々(しな/″\)もこゝに店(みせ)をかまへ物を売(う)る...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...亜米利加行きの用意の品々で一杯になっていた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それから静御前より賜(たま)わった初音(はつね)の鼓(つづみ)等の品々...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...そしてその品々の月並なこと...
種田山頭火 「旅日記」
...和人の村からおみやげにもらって来た品々を一同におすそ分けして...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...その余別幅に録する品々は...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...憐れ深い品々が交つてゐるではありませんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いろいろ見事な品々がおいてあった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...こんなりっぱな品々でなくても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...兵部卿(ひょうぶきょう)の宮からも御慰問の品々が贈られたのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「あづさ弓ま弓つき弓……」こうも弓にも品々あるほど...
室生犀星 「津の国人」
...それが他の地方の品々と...
柳宗悦 「思い出す職人」
...五店頭で鬻(ひさ)ぐ品々を見ると...
柳宗悦 「工藝の道」
...それらの蒐集家は朝鮮の品々が好きではあるのだが...
柳宗悦 「四十年の回想」
...絹布などの品々を頂戴したい」と...
吉川英治 「三国志」
...その品々の名目を読み入っていた信長は...
吉川英治 「新書太閤記」
...供人などが担(にの)うて来た土産の品々まで...
吉川英治 「平の将門」
...こういう営みに必要な品々の不足を痛感したと見え...
和辻哲郎 「鎖国」
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