...玉を拵えた)等の品々である...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...変装の品々は焼きすてるか...
江戸川乱歩 「断崖」
...万(よろづ)の品々(しな/″\)もこゝに店(みせ)をかまへ物を売(う)る...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...和人の村からおみやげにもらって来た品々を一同におすそ分けして...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...印付け可遣候、折角内密之取計い専一に存申候井上出雲守が頷いて「祈祷に用いる、肌付の品々、確かに入手した」「次に――一つ、先比(さきごろ)遣候修法は、当正月元日よりはじめ申候、不動尊も大慶に存候、両尊共に修法いたし候――公も、われわれの申分を聞入れて下された...
直木三十五 「南国太平記」
...世帶の苦しさは品々の配置にも沁(し)み出して居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「それよりは隱された品々の所在(ありか)を申し上げませう」「――」「あれでございます」錢形平次はいきなり縁側へ出ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...寡婦の目はこれらの品々を見て輝いているようだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...またこの別法としてただの御飯をお櫃へ移す時今の品々を混ぜても構いません...
村井弦斎 「食道楽」
...第十九鶏肉(けいにく)のライスカレーも前の方法と同じように鶏肉をバターでいためて外(ほか)の品々と合せます...
村井弦斎 「食道楽」
...こまごまとした入用の品々もあろうがすべてを引き受けてする人物がついていないことは気の毒であると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こんなりっぱな品々でなくても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この事を省みますとこの古くさく思われる品々が...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...かつて都を指して上(のぼ)った地方の品々は...
柳宗悦 「地方の民藝」
...どんなに多く美しい品々を見ているか分らぬ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...拝領の品々をしめし...
吉川英治 「私本太平記」
...そのほか品々のご註文があったので...
吉川英治 「私本太平記」
...その調度の品々は...
吉川英治 「親鸞」
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