例文・使い方一覧でみる「品」の意味

...品川伊佐羅子（いさらご）の上屋敷（かみやしき）が... 品川伊佐羅子の上屋敷がの読み方
芥川龍之介「忠義」

...私はこの種の品物を片端から蒐集したいと思う... 私はこの種の品物を片端から蒐集したいと思うの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース　Edward Sylvester Morse 石川欣一訳「日本その日その日」

...製品の名も“特許段ボール”として市場に出すことになった... 製品の名も“特許段ボール”として市場に出すことになったの読み方
井上貞治郎「私の履歴書」

...化粧品一つ買ふおかねがないのです... 化粧品一つ買ふおかねがないのですの読み方
岩野泡鳴「泡鳴五部作」

...自分の修行に欠くべからざる物品と看做（みな）しえたかもしれない... 自分の修行に欠くべからざる物品と看做しえたかもしれないの読み方
アントン・チェーホフ　Anton Chekhov 神西清訳「決闘」

...電気にしろ機械にしろ薬品にしろ... 電気にしろ機械にしろ薬品にしろの読み方
辻潤「ふもれすく」

...三越等の陳列棚で見る新出来の品などから比較して考えてみても... 三越等の陳列棚で見る新出来の品などから比較して考えてみてもの読み方
寺田寅彦「ある日の経験」

...品物を突返そうとする役員をよく丸め込んだ... 品物を突返そうとする役員をよく丸め込んだの読み方
徳田秋声「あらくれ」

...ただ、言葉つきから言えば、決してこの山里から来た者ではなく、そうかといって、土地の者でも、上方風の者でもないことは明らかだし、その風采や、品格から言えば、なかなか山里や在郷の者ではないが、いでたちは、ざらにあるこの辺の山出しの娘にちがいなかった――ということだけは誰も一致するのですが、さてそれが何者で、どこから来たかということは一向わからない、それに、連れといっては一人も無く、たった一人で来たことも間違いないから、聞き合わせる手がかりもないことです... ただ、言葉つきから言えば、決してこの山里から来た者ではなく、そうかといって、土地の者でも、上方風の者でもないことは明らかだし、その風采や、品格から言えば、なかなか山里や在郷の者ではないが、いでたちは、ざらにあるこの辺の山出しの娘にちがいなかった――ということだけは誰も一致するのですが、さてそれが何者で、どこから来たかということは一向わからない、それに、連れといっては一人も無く、たった一人で来たことも間違いないから、聞き合わせる手がかりもないことですの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...然（しか）し其（そ）の二號（がう）の血清（けつせい）は何處（どこ）にも品切（しなぎれ）であつた... 然し其の二號の血清は何處にも品切であつたの読み方
長塚節「土」

...実験室いっぱいのあの雑多な用途（ようと）不明の品々はこの雰囲気から生まれ... 実験室いっぱいのあの雑多な用途不明の品々はこの雰囲気から生まれの読み方
中谷宇吉郎「実験室の記憶」

...上品の感傷とは、十字架上の耶蘇である、佛の涅槃である、あらゆる地上の奇蹟である...
萩原朔太郎「散文詩・詩的散文」

...ハナショウブほど一種中（ワンスピーシーズ中）に園芸上の変わり品を有しているものは... ハナショウブほど一種中に園芸上の変わり品を有しているものはの読み方
牧野富太郎「植物知識」

...人間の間の關係は斯くの如くにして商品の間に於ける關係として現はれる...
三木清「唯物史観と現代の意識」

...左程までに大なりし余の期待は君の作品を漁り行くに從つて次第々々に薄れて...
水上瀧太郎「貝殼追放」

...東の院の対（たい）の夫人も品位の添った暮らしをしていた... 東の院の対の夫人も品位の添った暮らしをしていたの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...心の裡（うち）では疾くから探り合っていた品物にちがいない... 心の裡では疾くから探り合っていた品物にちがいないの読み方
吉川英治「江戸三国志」

...製品が溜ると、品別伝票と数量簿を持って、荷馬車や荷車に付き添い、薬研堀（やげんぼり）の本店倉庫へ収めに行く...
吉川英治「忘れ残りの記」

「品」の読みかた

「品」の書き方・書き順

いろんなフォントで「品」