...哀れな姿が見える様で...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...哀れな犠牲だ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...われわれ哀れなおまわりがなぜ防がないのだといつていつも非難されている殺人です...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...わしには別の人間が哀れな老人の体にこの短剣を突き刺したと思うだけの別の理由がいくつも思い当ります...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...」「次に哀れな男の母親に面会しました...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...その哀れな一本の指がひどく可哀そうになってきた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...哀れな奴らの口から...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...ついでがあらば弔(とむら)ってやって下さいとお茶坊主が言った――義元といえば哀れなものさ...
中里介山 「大菩薩峠」
...その猛魚に足を喰切られた哀れな優しい牝蛸だ...
中島敦 「南島譚」
...涎掛(よだれか)けの寄進に付く者もないという哀れな有様だったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...哀れな補祭は、殆んど自分の頭の真上から重たい大男にしやがみこまれて、こちこちに凍てついた長靴で顳(こめかみ)を挟まれながらも、苦しいからとて咳払ひはおろか、呻き声一つもらすことさへ出来ない始末であつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...本統に斯んな哀れな娘は生きていない方がよい...
松永延造 「職工と微笑」
...その哀れな青年が存在しているということ以外はなにひとつ知らなかった...
松本泰 「謎の街」
...このおユリが悲観するという哀れな状態になるの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そして移ろうていく秋草の花の哀れな野をながめていては家も忘れるばかりであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...朝に戸を開けば飢ゑ凍えし雀の落ちて死にたるも哀れなり...
森鴎外 「舞姫」
...――きっと」お美津の声は哀れなほど顫(ふる)えていた...
山本周五郎 「お美津簪」
...世にも哀れなるわが姿の...
夢野久作 「白くれない」
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