...」と意味なく叱咤(しった)した...
太宰治 「古典風」
...おびえる船員を叱咤(しった)し...
太宰治 「新ハムレット」
...けれどもこの時の兄の叱咤は...
太宰治 「鉄面皮」
...叱咤(しった)とを以て...
中里介山 「大菩薩峠」
...用心ッ」と叱咤しましたが...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...「御用ッ」もう一度叱咤した平次の声...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...叱咤(しった)と組付の凄まじい響き...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...見す見す怪しい野郎を放っておくんで」「馬鹿ッ」「ヘエ」「なんという口の利きようだ」平次の叱咤(しった)は峻烈(しゅんれつ)を極めました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...叱咤(しった)して歩かせた...
本庄陸男 「石狩川」
...叱咤した人がある...
吉川英治 「三国志」
...張飛は、眼をいからして、「汝、礼を知らぬか」と、叱咤した...
吉川英治 「三国志」
...叱咤に似た頷きの下に...
吉川英治 「私本太平記」
...叱咤(しった)されたり...
吉川英治 「私本太平記」
...われらの叱咤(しった)も...
吉川英治 「私本太平記」
...叱咤(しった)にしゃ嗄(が)れた声をしぼって...
吉川英治 「新書太閤記」
...六「大人げない奴めっ」叱咤(しった)が...
吉川英治 「親鸞」
...……がしかしその河和田の平次郎という職人の性質は、今も申し上げた通り、酒乱、無頼、凶暴、何一つ取得のないやくざ者にはござりまするが、ただひとつ、鑿(のみ)を持たせては、不思議な腕を持っていて、天稟(てんぴん)と申しましょうか、格天井(ごうてんじょう)の組みとか、欄間細工(らんまざいく)などの仕事になると、平次郎でなければほかの大工にはできないというので、仲間の者も、つい、憎みながらそれには一目(いちもく)おいておりますので」「だまれ」国時は、叱咤して、「たとえ、建立の仕事の上で、どのように必要な職人であろうと、畏れ多くも、勅額を奉じ、衆生のたましいの庭ともなろうこの浄地に、しかも、まだ普請中から、血をもって汚(けが)すようなさような無頼の徒を、なぜ、使用しているか...
吉川英治 「親鸞」
...却って権叔父を叱咤し...
吉川英治 「宮本武蔵」
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