...」「やかましい!」隣の室(へや)から堪りかねたか叱咤(しった)した...
泉鏡花 「婦系図」
...「騒ぐな」凜とした叱咤の声...
野村胡堂 「古城の真昼」
...あやめまでこの俺を踏付けやがった――売女(ばいた)」「あれエ――」物凄い呪いの叱咤を浴びて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...油でぐっしょりになった金次郎の前掛けが隠してあったんです」「馬鹿野郎」「ヘエッ」平次の痛快な叱咤(しった)を喰って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...海象(モールス)の牙のような太いダラリ髭を生やした主人(パトロン)らしいのが、水浅黄の油屋さん(タピリエ)を掛けてひとを馬鹿にしたような顔で酒呑台(コントアール)のそばに突っ立っているから、そのそばへ行って、ゴイゴロフというのはどいつだ、と訊(き)くと、ゴオルキイのような顔をした青前掛は、ニュッと大きな眼玉をむいて、「てめえは、なんだ」と、叱咤した...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...維摩は居士即ち俗人でありながら仏法即真理を体得し反つて聖者たる仏菩薩を叱咤指揮して憚らない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...宣伝などに活動したもうその頃になると大東亜共栄圏論者としてのひところの控え目な消極的な態度は全くなくなって堂々と積極的で確信的で論文を書いても講演をしても私たちに教えるにも熱烈で叱咤するようであったそのくせに...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...心で叱咤しながら...
吉川英治 「江戸三国志」
...車夫の細い脛(すね)を叱咤(しった)して行く...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...大将高順は部下を叱咤(しった)し...
吉川英治 「三国志」
...何をするかっ」叱咤しつつ...
吉川英治 「三国志」
...関羽は叱咤して、その関平の臂(ひじ)を抑え、「待てまて...
吉川英治 「三国志」
...退けや」声を嗄(か)らして叱咤したが...
吉川英治 「三国志」
...自分の中にいる小心恟々(きょうきょう)たるケチな小鬼を叱咤した...
吉川英治 「私本太平記」
...叱咤(しった)にほかならぬものと聞いた...
吉川英治 「私本太平記」
...叱咤するようにいって...
吉川英治 「親鸞」
...そうした烈しい叱咤(しった)は...
吉川英治 「源頼朝」
...十郎左衛門が叱咤(しった)をながした...
吉川英治 「宮本武蔵」
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