...我等を叱咤するもの...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...我れあえて心裡の牙兵を叱咤(しった)して死戦することを恐れじ...
有島武郎 「星座」
...「騒ぐな」凜とした叱咤の声...
野村胡堂 「古城の真昼」
...「何者?」赤井左門の叱咤(しった)をまともに受けて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...叱咤(しった)と組付の凄まじい響き...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...誰かの叱咤(しった)する声が靄(もや)がかった河岸でひびくのであった...
本庄陸男 「石狩川」
...叱咤に価する小心があるわけでもなしに絶対に感興が伴はない悲しみだつた...
牧野信一 「円卓子での話」
...胡赤児を叱咤(しった)し...
吉川英治 「三国志」
...三軍を叱咤(しった)するの一面を示す彼であった...
吉川英治 「三国志」
...叱咤に似た頷きの下に...
吉川英治 「私本太平記」
...叱咤(しった)にほかならぬものと聞いた...
吉川英治 「私本太平記」
...叱咤(しった)したのもむりではない...
吉川英治 「神州天馬侠」
...叱咤(しった)しながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...いかに数百人の目付をそれへつけて叱咤(しった)させてみても...
吉川英治 「新書太閤記」
...叱咤(しった)にしゃ嗄(が)れた声をしぼって...
吉川英治 「新書太閤記」
...……がしかしその河和田の平次郎という職人の性質は、今も申し上げた通り、酒乱、無頼、凶暴、何一つ取得のないやくざ者にはござりまするが、ただひとつ、鑿(のみ)を持たせては、不思議な腕を持っていて、天稟(てんぴん)と申しましょうか、格天井(ごうてんじょう)の組みとか、欄間細工(らんまざいく)などの仕事になると、平次郎でなければほかの大工にはできないというので、仲間の者も、つい、憎みながらそれには一目(いちもく)おいておりますので」「だまれ」国時は、叱咤して、「たとえ、建立の仕事の上で、どのように必要な職人であろうと、畏れ多くも、勅額を奉じ、衆生のたましいの庭ともなろうこの浄地に、しかも、まだ普請中から、血をもって汚(けが)すようなさような無頼の徒を、なぜ、使用しているか...
吉川英治 「親鸞」
...われがちに逃げまどう仲間へ叱咤(しった)しながら...
吉川英治 「平の将門」
...「シーッ!」と叱咤したほどだった...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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