「咤」の意味
叱る、非難する
小説での「咤」の使い方
...何故あの時叱咤(しった)して追い帰さなかったのか...
梅崎春生 「日の果て」
...御ところ方に於いては匠作泰時さまが御大将となつて一族郎党を叱咤鞭撻なされ...
太宰治 「右大臣実朝」
...見す見す怪しい野郎を放っておくんで」「馬鹿ッ」「ヘエ」「なんという口の利きようだ」平次の叱咤(しった)は峻烈(しゅんれつ)を極めました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...皆んなお上の手に押えてあるぞ」「お前は何者だ」堀周吉は血眼になって叱咤(しった)するのを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...叱咤鞭韃やら聞込みやらを...
牧逸馬 「土から手が」
...叱咤に価する小心があるわけでもなしに絶対に感興が伴はない悲しみだつた...
牧野信一 「円卓子での話」
...『大智度論』二六に摩頭波斯咤比丘(まずはしたびく)は梁棚(りょうほう)あるいは壁上...
南方熊楠 「十二支考」
...叱咤(しった)怒号する...
森鴎外 「魚玄機」
...ご叱咤(しった)ではございませぬか」「はははは...
吉川英治 「黒田如水」
...叱咤(しった)した...
吉川英治 「神州天馬侠」
...怯(ひる)む心や惑(まど)う心のうごくたび、わしが幼年の頃、わしを忠諫(ちゅうかん)して自害した平手政秀をはじめ、そのほかたくさんな忠魂が、わしを叱咤し、わしを善に善にと導いてくれる...
吉川英治 「新書太閤記」
...哭(な)かんばかり叱咤して...
吉川英治 「新書太閤記」
...呼吸(いき)のうちで叱咤し...
吉川英治 「親鸞」
...中の品物を探ってみるがどうじゃ!」と叱咤(しった)した...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そのあぶら汗を叱咤している監督も...
吉川英治 「宮本武蔵」
...――女は組み敷かれながらもまだ、髪の笄(こうがい)を逆手(さかて)に抜いて、「畜生」と、突きかけていたが、その手を、武蔵の足に踏まれてしまうと、「――お前さん、どうしたのさ! 意気地のない、こんな若僧に」と、歯がみをしながら、もう気を失っている賊の良人(おっと)を、無念そうに、叱咤していた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...互(たが)い交(ちが)いに、槍と槍をもって、彼の体を挟んだ二人の法師は、喚(わめ)き合って、味方へ、「かかれッ」「何してる!」と、叱咤した...
吉川英治 「宮本武蔵」
...叱咤(しった)した...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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