...2人を咒(のろ)うことについて趣味のある醤買石(しょうかいせき)と...
海野十三 「大使館の始末機関」
...その傳統的咒詛を投げつけ...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...北高和尚はすこしも惧(おそ)るゝいろなく口に咒文(じゆもん)を唱(となへ)大声(たいせい)一喝(いつかつ)し...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...神符咒力を与えて...
高木敏雄 「比較神話学」
...器物咒力化生の神話なりとも説明し得可からむ...
高木敏雄 「比較神話学」
...今一二の例を挙ぐれば、伊弉諾尊黄泉国行の神話の末段に、女神の咒咀あり、神代史の末節に、大山祇(オオヤマツミ)の咒咀あり...
高木敏雄 「比較神話学」
...メレアーグロス母の咒詛を怒り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...九字の咒文(じゅもん)をきっていることもある...
長谷川時雨 「古屋島七兵衛」
...早く咒いをといて来なさい」...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...超自然の神秘力に帰依する多神教の秘密咒教(じゅきょう)である...
久生十蘭 「新西遊記」
...この歌の鳥は咒文か真言か鳥の国の文章を読むものと見做されてゐるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...私は凍(こほ)りつくやうな咒文に縛られてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...「渓の畔(ほとり)にありいにしへは大蛇ありて妖(よう)をなす時に弘法(大師)持咒(じじゅう)したまいければ大蛇忽ち他所にうつりて跡に柳生ぜり因て此名ありといふ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...大灌頂神咒經卷七などをみると毘沙門とは別神らしい...
南方熊楠 「毘沙門の名號に就いて」
...小學教場でさえ毘沙門の咒を誦した位い之を信仰したが...
南方熊楠 「再び毘沙門に就て」
...咒(まじない)で直して進ぜます」「はあ咒をなさるのか」こう言って少し考えたが「仔細あるまい...
森鴎外 「寒山拾得」
...水一ぱいでする咒なら間違ったところで危険なこともあるまいと思ったのとのためである...
森鴎外 「寒山拾得」
...そんな魔の咒符(じゅふ)みたいな暗い物があるということだけでも我慢がなりません...
吉川英治 「私本太平記」
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