...深思熟考したものでないから咎めだてするわけじゃないが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...一体どうしてこんなものが……」雲水の一人は咎めだてするように...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...彼は酷たらしくゼフィリーン夫人を咎めだてゝ見たり...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...厳しい咎めだてを蒙(こうむ)りながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを咎めだてすることをさえ為し得ず...
中里介山 「大菩薩峠」
...何か咎めだてるように...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...その墓の主なら咎めだてはしないだろう――『浮世には思い出もあらず』と書いてあったのさ」「浮世には思い出もあらず...
林芙美子 「魚の序文」
...お前がアナスタジーを咎めだて出来ようか? お前はお前の将来に向けての利己主義から...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...今更ながら長吉の乱暴に驚けども済みたる事なれば咎めだてするも詮(せん)なく...
樋口一葉 「たけくらべ」
...今更ながら長吉の亂暴に驚けども濟みたる事なれば咎めだてするも詮なく...
樋口一葉 「たけくらべ」
...でも妾はそのことで彼女(あのひと)を咎めだてする気は更々ありません...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...聞く方にとってなにか押しつけがましい――ある意味で咎めだてるような...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...御自分のしたくないことは何でも他人に向って咎めだてをされたり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そういうときはあまり咎めだてをしないで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...大仰(おおぎょう)に咎めだてした...
吉川英治 「三国志」
...咎めだてするわけではない...
吉川英治 「平の将門」
...咎めだてはしないでおくれね――わたしは辛くってならないんだからね...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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