...一番和気藹々としていたようである...
石川欣一 「比島投降記」
...それから和気藹々(あいあい)たる中に各職場の苦心と労力をさらによく理解することが出来...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...謂(い)わば和気藹々裡(わきあいあいり)に...
太宰治 「帰去来」
...そうして少くとも外見に於いては和気藹々裡(わきあいあいり)に別れたというだけの出来事なのである...
太宰治 「親友交歓」
...善く言えば和気藹々(わきあいあい)と...
太宰治 「パンドラの匣」
...極めて和気藹々(あいあい)として...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...貴下の御家庭の和気藹々(あいあい)たる情景は...
谷崎潤一郎 「細雪」
...わたくしは何ともいえぬ和気藹々(わきあいあい)としたものを感じました...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...五十年百年の後には再び圓右が宗悦の一節に聴いたような和気藹々(あいあい)たる洗練東京の「隣組」が新粧されていようことをせめても私は死後に望んで止まないのみである...
正岡容 「我が圓朝研究」
...和気藹々(わきあいあい)としている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...一応は和気藹々たるその光景は...
宮本百合子 「或る画家の祝宴」
...それからはもう一座は和気藹々(あいあい)となって...
横光利一 「馬車」
...和気藹々(あいあい)のうちに種々検討された...
吉川英治 「三国志」
...和気藹々(あいあい)たるものであった...
吉川英治 「三国志」
...舟は和気藹々(あいあい)な囀(さえず)りを乗せて...
吉川英治 「私本太平記」
...――和気藹々(あいあい)たる四...
吉川英治 「新・水滸伝」
...和気藹々(わきあいあい)として生活の楽しめる世界であろう――と彼女は善信に嫁(とつ)ぐ日まで信じていたのである...
吉川英治 「親鸞」
...和気藹々(あいあい)である...
吉川英治 「松のや露八」
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