...あの浦は和歌浦(わかのうら)...
芥川龍之介 「俊寛」
...そこから紀伊の国の和歌浦へ向った...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...小漁村和歌浦へと人力車を走らせた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...和歌浦では、漁師が網に渋を引く為に、松の樹皮を煮ていた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...いかなごにまづ箸(はし)おろし母恋し五月十二日 紀州和歌浦...
高浜虚子 「六百句」
...ほがらかな心持でとうとう和歌浦までいつてしまつた...
竹久夢二 「砂がき」
...和歌浦(わかのうら)の深みへ身を投げて死んでおしまいなすった」紀三井寺の入相の鐘の音(ね)というところに妙に節をつけて――つまり鳴物入(なりものい)りで話にまた相当の凄味(すごみ)がついた...
中里介山 「大菩薩峠」
...一晩だけ、ここへ寝かしてくれないかしら」「こんな暑っくるしいところで寝なくとも、六甲か和歌浦か、涼しいところへ行ったらどうなのよ」「グリ公は宝塚へ行こうというんだけど、今夜は、二人っきりになるのは困るの」できそくないの木像のような妙にギョロリとした顔をしているので、グリ眼のグリさんで通っている...
久生十蘭 「虹の橋」
...船の名は和歌浦丸と呼んだ...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...四十年ほど前予毎度和歌浦の波止場の波打ち懸る岩下に小蜈蚣あるを見た...
南方熊楠 「十二支考」
...和歌浦辺の弁天の小祠の手水鉢より少々予見出だしたる以後見ることなし...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...紀州の和歌浦に遊び...
吉川英治 「新書太閤記」
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