...唯一和字、一二串治亂一...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...唯だ一の和字、治亂(ちらん)を一串(いつくわん)す...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...されば、初には、附録として、語法指南、字音假名づかひ、名乘字のよみ、地名苗字などの讀みがたきもの、和字、譌字、又は、諺、など添へむの心なりしかど、(語法指南のみは、篇首に載せつ)今はしばらくこゝにとぢめて、再版の時を待つことゝはせり...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...英和字典の編纂(へんさん)で十五円...
夏目漱石 「野分」
...けれども漢和字典のようなものを始めとして...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...そしてこのツバキの場合は和字...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...すなわちツバキの椿は和字(日本で製した字)である...
牧野富太郎 「植物記」
...それは漢名ではなくこれは日本人の製した和字であるという事を知っていなければならない...
牧野富太郎 「植物記」
...この樹の名の椿(ちん)の字をツバキの和字の椿(つばき)の字と同一にて視てツバキの方の椿をもチンと発音しているのは...
牧野富太郎 「植物記」
...日本の「つばき」の椿は日本製の字すなわち和字でそれは榊(さかき)...
牧野富太郎 「植物記」
...これにはどうしても改訓の漢和字典が必要です...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...あの英和字彙(じい)があるならお貸し遊ばしてちょうだい...
三宅花圃 「藪の鶯」
...それに次いで契冲の「和字正濫抄(わじしやうらんせう)」...
森鴎外 「假名遣意見」
...逍遙子は又英和字典膳といふ假設人物を出し...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...漢籍を和字文にするということは岩波でも始めて居る...
柳田國男 「書物を愛する道」
...彼をもって精確なる漢和字典と見ることはできぬ...
柳田國男 「地名の研究」
...の字は辻・榊(さかき)などと同じき和字であろう...
柳田國男 「地名の研究」
...ハナワは塙の和字が示すように岡の上のことである...
柳田國男 「地名の研究」
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