...わたし自身の心に楽しい和やかな気持ちが満ちていたためかもしれない...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「駅馬車」
...自分の病躯に和やかな...
薄田泣菫 「独楽園」
...和やかな悦びの気に充ち溢れて...
薄田泣菫 「独楽園」
...美しい和やかな眺めにもなるのであるが...
高濱虚子 「二百二十日」
...皆一緒になって和やかにいっていた家庭の調子が...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...ぼーっと霞んでる和やかな春の日が...
豊島与志雄 「同胞」
...その和やかさと健康さが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...一しきり台所を賑わしていた御用聞きたちの和やかな声ももう聞かれなかったし...
原民喜 「翳」
...「その籐椅子のことなのよ」そしてそのやうに和やかな空氣が...
堀辰雄 「ルウベンスの僞畫」
...都のあの様な配光の和やかな室に於てゞあるならば...
牧野信一 「川蒸気は昔のまゝ」
...ついふらふらと和やかな陽を浴びて散歩に出るのであつた...
牧野信一 「好日の記」
...微妙な和やかさに沾んでゐた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...何んな読者にも和やかな妙味を覚えしむるものである――など今更のやうに考へた...
牧野信一 「推賞寸言」
...一生懸命に和やかな顔をして...
牧野信一 「捜語」
...うつら/\と棚引いてゐるほどの和やかさなのだが...
牧野信一 「山彦の街」
...障子紙の和やかさにのみ浸つては居られない...
吉川英治 「折々の記」
...和やかな白帆の行く川尻を眺めていた...
吉川英治 「剣難女難」
...彼らしくもない和やかな波紋をゆるがせていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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