...見る見る、黒髪に散る雪が、輝く膚(はだ)を露呈(あらわ)して、再び、あの淡紅色(ときいろ)の紗綾形(さやがた)の、品よく和やかに、情ありげな背負揚が解け、襟が開け緋が乱れて、石鹸(シャボン)の香を聞いてさえ、身に沁(し)みた雪を欺(あざむ)く肩を、胸を、腕(かいな)を……青大将の黒い歯が、黒い唾が、黒い舌が...
泉鏡花 「薄紅梅」
...和やかな額の上に分けた髮にも幾筋となく白髮が目に立つてゐた...
今井邦子 「誠心院の一夜」
...そうするとわたしの気持ちが和やかになるのである...
上村松園 「芸術三昧即信仰」
...自分の病躯(びやうく)に和やかな...
薄田泣菫 「春の賦」
...昼過ぎになると和やかな秋の日が...
谷崎潤一郎 「秘密」
...今日は一昨日に倍して湖の上が一層和やかで...
近松秋江 「湖光島影」
...不思議な和やかさを見いだした...
中井正一 「美学入門」
...この和やかな牧歌的なシンフォニーを...
野村胡堂 「楽聖物語」
...いとも和やかに妙子の苦悶を見下して居ると言った...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...一脈の和やかさが湧くのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そして、和やかな微風や、街をめぐる遠くの山脈が、静かに何かを祈りつづけてゐるやうだ...
原民喜 「永遠のみどり」
...ハルモニュウムが和やかな音で鳴りだす……シュウマンの〈聖(セント)フランシス物語〉...
久生十蘭 「だいこん」
...聖寿万歳を寿(ことほ)いで鶴も舞い出でよう和やかな日和...
久生十蘭 「魔都」
...ついふらふらと和やかな陽を浴びて散歩に出るのであつた...
牧野信一 「好日の記」
...一和やかな初夏の海辺には微風(そよかぜ)の気合(けは)ひも感ぜられなかつた...
牧野信一 「まぼろし」
...わたしにとっては社交から生れる和やかな味わいほどおいしい御馳走はなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...障子紙の和やかさにのみ浸つては居られない...
吉川英治 「折々の記」
...孔明と周瑜とはさながら十年の知己のように和やかな会話をやりとりした...
吉川英治 「三国志」
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