...映画はあまり好きではない...
伊丹万作 「わが妻の記」
...実は洋琴(ピアノ)の方も余りお好きではないか知らと思つてゐましたので……」「いや...
薄田泣菫 「茶話」
...カリガリ博士活動寫眞といふものはさう好きではない...
竹久夢二 「砂がき」
...彼女は庄造が思つてゐるほど猫好きではないのだが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...あまり好きではないが...
種田山頭火 「其中日記」
...ねこはこの世の暮しがあまり好きではないようにみえたからである...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...心斎橋は決して好きではない...
直木三十五 「大阪を歩く」
...道庵がするような芝居気たっぷりがあまり好きではないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...三四郎は元来あまり運動好きではない...
夏目漱石 「三四郎」
...私はここで挿し穂によって私に挿し木しようとするほど物好きではないからなあ――それでは! 私は君に私の財産を遺贈しよう...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...あんまりゲテモノ好きではないので...
古川緑波 「牛鍋からすき焼へ」
...というそういう風な本好きではないのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...貴方は決して女好きではない」「いきまくことはない」と甲斐が云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...貴様は大の酒好きではないか...
吉川英治 「上杉謙信」
...好きか嫌ひかを問はれゝば「あまり好きではない」方に傾くだらう...
吉川英治 「折々の記」
...好きではない」家康は...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼は泥も水草も好きではない...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...好きなものが好きではない...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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