...容易に渾然融和する事...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...さてその書斎の出来栄に調和するだけの額や軸物の持合せが少しも無い...
薄田泣菫 「贋物」
...東京よりも阪神地方の環境に調和するような気がするので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...」「アメン」と三人の水夫が唱和する...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...不自然と不自然が完全に調和するのである...
寺田寅彦 「生ける人形」
...その箒(ほうき)の音がこれに和する...
寺田寅彦 「音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」」
...シシーガデゥヨ」と歌うと他のものがこれに和する...
寺田寅彦 「自由画稿」
...二三の生徒がそれに和する...
外村繁 「澪標」
...平生(へいぜい)胸底に往来している感想に能(よ)く調和する風景を求めて...
永井荷風 「放水路」
...溝川が貧民窟に調和する光景の中(うち)...
永井荷風 「水 附渡船」
...――凡(すべ)てこれら先生の服装に調和するほどに...
夏目漱石 「博士問題とマードック先生と余」
...宗助はこの世界と調和するほどな黒味の勝った外套(マント)に包まれて歩いた...
夏目漱石 「門」
...明るい楓材(かえでざい)を張りつめたこの船室にたいへんよく調和する...
久生十蘭 「キャラコさん」
...いかなる讐敵にても必ず相和するのみならず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...あるいはいわゆる聖賢者の言を聞きて一時にこれに和するのみならず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...或は砂糖を和するもよし...
福澤諭吉 「肉食之説」
...調和すると考へられるところに求められなければならぬ...
三木清 「歴史哲學」
...胃酸を中和する薬と...
山本周五郎 「季節のない街」
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