...これに入黨することは兩派を融和するに好機會を與へるものと考へながら...
石川三四郎 「浪」
...イタリアの賛美に調和する‥‥ここに永遠の泉があり...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...酸味は――酢物は酒としつくり調和する...
種田山頭火 「其中日記」
...むしろ実利実情に基づきたるをもって今はこれに唱和するもの一にして足らず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...最近いつも軍部と政党とを調和するという機能の一点に集中されている...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...溝川が貧民窟に調和する光景の中(うち)...
永井荷風 「水 附渡船」
...この米友の不運を緩和するに足る一つの有力なる事情もありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...周囲の空気と融和する様になつた...
夏目漱石 「それから」
...融和する様に力(つと)めた...
夏目漱石 「それから」
...これを和する者はなかるべし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...時間は悲しみを緩和するはずであると宮は思召して...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今噴水のささやきと木の葉のそよぎとに和する笑声を出してゐる此女...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「不可説」
...緩和するものでもない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それによって双方を緩和することができる...
柳宗悦 「工藝の道」
...人と和する法を知らない...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...最もよく調和する洋服が流行するようになった...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...*私は階級闘争を出来るだけ早く緩和する方法として...
与謝野晶子 「階級闘争の彼方へ」
...というような刺激は程よく飽和するが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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