...アキルリュウスを和ぐる賠償彼に致すべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...それで吉岡の心も解けて和ぐだろう...
豊島与志雄 「好意」
...眞晝の燒けつくやうな暑さが和ぐ頃だつた...
南部修太郎 「疑惑」
...『お早う』と云ふ一言で以つて双方の間がズツト和ぐ...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...爾来(じらい)世運の進歩に随い人の心も次第に和ぐと共に...
福沢諭吉 「新女大学」
...その罪から自分が容易に追はれたとて先生の感情だつてあれ以上に和ぐものではあるまい...
牧野信一 「悦べる木の葉」
...勝は他所の土地で一人で死ぬのじゃ」勝代は疼痛が和ぐのにつれて...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...和ぐものであらうか...
三木露風 「トラピスト天使園の童貞」
...あたりに光りの満ち和ぐ思いのするのが...
横光利一 「旅愁」
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