...一度咆哮すると百獣皆懼(おそ)れるという...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...獣の咆哮するような声がまた起った...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...いやに星がちかちかしてタキシの咆哮する晩だったが...
谷譲次 「踊る地平線」
...私も助かります」咆哮する悪獣の大群の顎から僅(わず)か一尺のところで助かって...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...この島の渚で悲し気に咆哮する海獣どもは...
久生十蘭 「海豹島」
...「半(オッド)」とか「丁(イーヴン)」と咆哮するのはルーブ・ベースであろう...
久生十蘭 「魔都」
...そのもの凄く咆哮する声は遠く岸にも聞えたるほどなりき...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...この高峰から眼下の咆哮する phlegethon(6)を見下ろしながら...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...若い世界の歌を歌う時にはさながら咆哮する...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...火煙を吐くのも、咆哮するのも、また進退するも、すべて内部に仕掛けてある硝薬(しょうやく)と機械の働きだった...
吉川英治 「三国志」
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