...なじかは行方(ゆくへ)を咀ふべしや...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...呪咀もまた、罪悪に伴う不祥の結果にして、後に述ぶるが如く、他の民族の神話に於ては、其恐る可き例証を発見すること頗る多きも、日本古史神話は、後世の民間説話の語る如き、此種の例を有すること甚少く、偶々之あるも、極めて淡白なるものに過ぎず...
高木敏雄 「比較神話学」
...憊(つか)れた心と焦々(いらいら)した気分で自ら己を咀(のろ)うて居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...覇王樹は土地の人新芽を皮剥(む)きて咀嚼す...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...以心伝心と、刻苦修練と、十年、二十年、深山に寒籠りをし、厳寒の瀑布に修行し、炎天に咀し、熱火の中に坐して、ようよう会得しても、平常には何んの用も為さぬ...
直木三十五 「南国太平記」
...「然し、呪咀も、時により、事により、人によって――」「いや、いやいや――」義観は、首を振って「斉興が当主ゆえ、その方の命にて、斉彬を呪ったとして、斉彬が当主となりゃ、これ、主殺しに当る――」「人事の推移の如き末の末でござる...
直木三十五 「南国太平記」
...今日より仏罰を怖れず呪咀の行を日課と致す可く――」「Tの奴...
長谷川伸 「幽霊を見る人を見る」
...なぜとも知らず、なにに由来する憂愁か、理解することができなかったが、今にして思えば、呪咀にみちた、この島の忌わしい形象(フィジイク)が私の官能に作用し、意識の深いところで逃れられぬ不幸な運命を感じていたのだった...
久生十蘭 「海豹島」
...何かさわりがあって呪咀がきかなかったのだろうが...
久生十蘭 「魔都」
...呪咀もなくなつてしまひませう...
平出修 「計画」
...右七味咀...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...君を咀(のろ)うまでだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...おれという一つの恐怖さえ平然と咀嚼(そしゃく)し...
山川方夫 「愛のごとく」
...……私は七ツの数(すう)に咀われた...
夢野久作 「白髪小僧」
...家(うち)中すっかり美紅姫に魅入った悪魔のために咀われてしまった...
夢野久作 「白髪小僧」
...疑ひ咀(のろ)へる事を...
夢野久作 「白くれない」
...光に似た煙だと咀(のろ)ふことさへある...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...私の妻を奪わんとする高御曹司の執拗(しつよう)な呪咀(じゅそ)が...
吉川英治 「新・水滸伝」
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