...遂に平氏の命数をして...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...正造の命数は本年の内にあり...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...彼は徳川幕府の命数の危(あやう)きを見たり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...私はこの命数限りある書物をささげる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...斉彬公の御命数も危い...
直木三十五 「南国太平記」
...人間の生れた星によって運命と命数がきまっている...
牧逸馬 「生きている戦死者」
...とうとう命数尽きて帰天してしまった...
正岡容 「小説 圓朝」
...命数をもつきさせる時期をもつものであるということを感じなければならないと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「これが定(き)まった命数でも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...命数が尽きて死んだということよりも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...欧洲人の平均命数の延長したのは十九世紀間の事である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...均(ひと)しく尽きる命数を...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...私達は歴史的推移の不可思議な命数のもとに...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...命数は不可思議なのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...おれが手を出さずとも結城寅寿の命数はきまっている...
山本周五郎 「新潮記」
...抵抗し難い命数に刻刻迫られる思いに似ていた...
横光利一 「旅愁」
...いつとも知れない命数...
吉川英治 「三国志」
...わしの命数も、この容子ではいつとも知れないから、今のうちに是非、確たる後継者をきめておきたいが」「ごもっともです」糜竺(びじく)は、老太守の意中を察しているので、自分からすすめた...
吉川英治 「三国志」
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