...自分たちの生命をつなぐためには...
海野十三 「三十年後の世界」
...ついには露命をつなぐことさえ容易でなくなる...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...あるいは一週間命をつなぐだけの金をもうけることができるのだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...以てあやうく露命をつなぐを得ているという身の上に違いないのであるから...
太宰治 「親友交歓」
...露命をつなぐ――それで私はけつかうだ...
種田山頭火 「其中日記」
...という形で纔(わず)かにその生命をつなぐことができた...
津田左右吉 「学究生活五十年」
...東京にてはいよ/\米の配給なくなり粗惡なるパンにて人民露命をつなぐやうになりしとの噂あり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...「あれは命をつなぐものだ」といふ考へが彼の頭を占領した...
中原中也 「医者と赤ン坊」
...蓄音機の代理をする教師が露命をつなぐ月々幾片(いくへん)の紙幣は...
夏目漱石 「野分」
...それにただ命をつなぐ糧(かて)さえあれば...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...飴玉と板昆布(いたこんぶ)で露命をつなぐ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...まるで命をつなぐ空気を求めて闘っているという調子だわ」「君はハンスとの私の対話を正しく理解したね」と...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...私たちは弱々しい病人の生命をつなぐのにも殆んど足りない程の物を食べてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...三百何十人かの生命をつなぐために――ですよ...
本庄陸男 「石狩川」
...人々はただ露命をつなぐだけのものを得んがために働くこととなり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...もし命をつなぐ方法がなくなったならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...生命を助かる道から生命をつなぐ道へという差し詰まった問題から...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...河北軍の生命をつなぐ穀倉がある...
吉川英治 「三国志」
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