...素朴なるフランシスは主の命ずる處はサン・ダミヤノの修繕に在ると考へた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...無電機につなぐように命ずるのです」提督は...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...陸軍大臣に麻布(あざぶ)第三連隊に総動員を命ずるという前代未聞の大騒ぎが起ったのであった...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...なお女学員バラに臨時副主任を命ずる...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...索敵戦隊は予備隊として待機を命ずる」二人の戦隊長はスクリーンの中で...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...私になおも追跡を命ずるとともに...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...やり直しを命ずる...
海野十三 「東京要塞」
...これが神聖なる裁判の命ずるところである...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...「それぢや契約違反の賠償として二百円の科料を命ずる...
薄田泣菫 「茶話」
...ただちに奥さんにビールを命ずるお医者自身は善玉であり...
太宰治 「満願」
...心肝の命ずる處我のべん...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...一々に此事爲せと命ずるや?此らの事を悉く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...朝廷へ参内する時の官服などを命ずる者である...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...船頭は同じ掬網(たま)で叔父の命ずるままに何疋でも水から上へ択(よ)り出した...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...これを顛倒していえば良心の命ずる所は一として心の欲せざる所はないことになる...
新渡戸稲造 「自由の真髄」
...これを自ら命ずるのであろうと思う...
三好十郎 「俳優への手紙」
...貧乏なわたしを公費をもって元老官舎に養うよう命ずるよりほかに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...何事かを命ずるや...
夢野久作 「暗黒公使」
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