...シルクスクリーンで印形を作る...
...印形が汚れたのでクリーニングした...
...芸術作品の中には印形を生かすものもある...
...銀行の印形を作成するのに時間がかかった...
...最近ではコンピューターで簡単に印形を作成できる...
...その小さな印形が一つの魔力を持ちはじめた...
高田保 「貸家を探す話」
...いふまでもなくその魔力を持つた印形が口を利いてお金を借りたのである...
高田保 「貸家を探す話」
...賑やかな商店の多い小路で突きあたりに印形屋の看板の見える街...
谷崎潤一郎 「秘密」
...燈火のかんかんともっている賑やかな狭い小路の突き当りに見えた印形屋の看板が...
谷崎潤一郎 「秘密」
...あの印形屋の看板と同じように...
谷崎潤一郎 「秘密」
...今は眼だけで炎えるじゅくじゅくと腐った肉塊もげ落ちたにんげんの印形(いんぎょう)コンクリートの床にガックリ転がったままなにかの力で圧しつけられてこゆるぎもしないその蒼(あお)ぶくれてぶよつく重いまるみの物体は亀裂(きれつ)した肉のあいだからしろい光りだけを移動させおれのゆく一歩一歩をみつめている...
峠三吉 「原爆詩集」
...私は印形の皮袋をどこへしまったか...
外村繁 「澪標」
...あるいは印形(いんぎょう)にしたりすると...
中谷宇吉郎 「雪」
...印形や書類が入っているようだから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...細君の印形(いんぎょう)は五万円の基本金を借入れて夫の手に渡し...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...印形も、実印だ...
火野葦平 「花と龍」
...ちょうどロシアで印形を彫るのに使う...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...大きな印形(シグニット)入りの金指輪――刑事らしい好みだ――が嵌められてあった...
牧逸馬 「双面獣」
...私の老母をたぶらかして「私」の印形を手込めにして「負債証書」を捏造したとかといふ話だ...
牧野信一 「バラルダ物語」
...現在では樽野の意志の代りになるといふ金鎖についた印形を帯に巻いて出歩きポン/\と捺印し回つてゐるので町では自分の名前が何んな風になつてゐるかといふことは樽野は知つてゐたが...
牧野信一 「村のストア派」
...落款というのはその名を記した印形(いんぎょう)であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...そのほか浅草のカフェーの菓子、握りすし、盛すし、天プラ、印形、青物なぞ、何でもカンでも正札付きで、中には支那料理の折詰なぞいう珍品もある...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...水晶の印形売り(同じく一円以上)なぞ数え立てて来ると際限もない...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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