...縮図帖は私の生命から二番目――あるいは生命にも等しく大切なものとなっている...
上村松園 「縮図帖」
...命から二番目の宝石をすっかり投げ出していらっしゃるのに...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...わしはあれを命から二番目ぐらいに大切に思っております...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...私の命から二番目に大切なこれを...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...天涯の遊子にとっては正(まさ)に生命から二番目の貴重品である...
谷譲次 「踊る地平線」
...彼女の「命から二番目」である晴れ着の衣裳はまだ幾通りも残っている...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...命から二番目の路用を忘れておいでなさるなんぞは取らねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...命から二番目の大髻(おおたぶさ)を切られるのさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...命から二番目の一刀――来国俊を侮辱された憤懣の黒雲が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...命から二番目の一刀――來國俊を侮辱(ぶじよく)された憤懣(ふんまん)の黒雲が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私の命から二番目で」「これか」無意識に懐にねじ込んだ帳面を取出すと...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...命から二番目というその錦明宝が...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...シゴイさんが命から二番目ぐらいに大切にしていたパイプだから...
久生十蘭 「だいこん」
...命から二番目という品...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...戀は命から二番目のものだつて言つてるの本當に至言だと思ふわ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...万太郎様に取って命から二番目の物だ...
吉川英治 「江戸三国志」
...生命から二番目の物として...
吉川英治 「三国志」
...つまり徐寧にとっちゃア命から二番目の宝...
吉川英治 「新・水滸伝」
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