例文・使い方一覧でみる「命」の意味

...あそこにいては生命が危くなったんだ... あそこにいては生命が危くなったんだの読み方
海野十三「地球盗難」

...われわれもこうしていては、命がないから、一刻も早く、別の小型ロケットで、ここから脱出しよう」サルのからだに入りこみ、谷博士だとみせかけたＸ号は、声まで谷博士に似せて、このようなことをいった...
海野十三「超人間Ｘ号」

...其故神は運命の非なるも彼を思ひ出づ... 其故神は運命の非なるも彼を思ひ出づの読み方
ホーマー　Homer 土井晩翠訳「イーリアス」

...そこにあの春の農耕の一所懸命な営みが... そこにあの春の農耕の一所懸命な営みがの読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...「復啓二月二十一日付を以て学位授与の儀（ぎ）御辞退相成（あいなり）たき趣（おもむきの）御申出相成（あいなり）候処（そうろうところ）已（すで）に発令済（はつれいずみ）につき今更（いまさら）御辞退の途（みち）もこれなく候間（そうろうあいだ）御了知相成たく大臣の命により別紙学位記（がくいき）御返付（おかえしつけ）かたがたこの段申進（もうしすすめ）候（そうろう）敬具」余もまた余の所見を公けにするため... 「復啓二月二十一日付を以て学位授与の儀御辞退相成たき趣御申出相成候処已に発令済につき今更御辞退の途もこれなく候間御了知相成たく大臣の命により別紙学位記御返付かたがたこの段申進候敬具」余もまた余の所見を公けにするための読み方
夏目漱石「博士問題の成行」

...きっと妹のお秋を救い出して来ます」お篠は一生懸命説きたてるのです...
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...命（いのち）續（つゞ）きがたく... 命續きがたくの読み方
長谷川時雨「尼たちへの消息」

...命を落としかねませんよ」「何でもいいからさ... 命を落としかねませんよ」「何でもいいからさの読み方
バルザック　Honore de Balzac 中島英之訳「ゴリオ爺さん」

...あの女からこの手紙で命令された通りのことをしているのだ――この考えは実にだしぬけに...
平林初之輔「オパール色の手紙」

...低下中の救命艇に制限なく跳び込まれては... 低下中の救命艇に制限なく跳び込まれてはの読み方
牧逸馬「運命のＳＯＳ」

...運命といふやうな或るもの... 運命といふやうな或るものの読み方
三木清「歴史哲學」

...乙女は祖母ちゃんのその一生懸命な気働きを感じるのであった... 乙女は祖母ちゃんのその一生懸命な気働きを感じるのであったの読み方
「小祝の一家」

...ふりかかった運命などにどうかこだわってくれるな... ふりかかった運命などにどうかこだわってくれるなの読み方
柳宗悦「思い出す職人」

...仔（こ）を守るためには親は命を惜しまないものだ... 仔を守るためには親は命を惜しまないものだの読み方
山本周五郎「赤ひげ診療譚」

...私たち二人の生命（せいめい）ばかりでなく貴方のお生命（いのち）までも危なくなりました上に... 私たち二人の生命ばかりでなく貴方のお生命までも危なくなりました上にの読み方
夢野久作「暗黒公使」

...生命をサビ朽ちさせているのが多い... 生命をサビ朽ちさせているのが多いの読み方
吉川英治「随筆　新平家」

...その生命（いのち）の育ちをむしろ儚（はかな）げに呟（つぶや）いた... その生命の育ちをむしろ儚げに呟いたの読み方
吉川英治「日本名婦伝」