...現世(げんせ)の呼名(よびな)は小櫻姫(こざくらひめ)――時代(じだい)は足利時代(あしかがじだい)の末期(まっき)――今(いま)から約(やく)四百余年(よねん)の昔(むかし)でございます...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...それから馬(うま)の呼名(よびな)でございますが...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...うつせみの世を疾(と)く去りし昔の人の呼名(よびな)かと...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...ここでは特別な呼名をつけられていた...
大阪圭吉 「三狂人」
...此(この)ローナが同(おな)じ呼名(よびな)で知(し)らるゝ限(かぎ)り...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...僕の呼名は「イチオー」であつた...
中原中也 「金沢の思ひ出」
...おふささんと云う呼名を咄嗟(とっさ)に聞いたからでありました...
西尾正 「陳情書」
...誰が言ふとなく鼬小僧といふ呼名をつけてしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...きやん(侠)な呼名に轉化してしまつて...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
......
樋口一葉 「さをのしづく」
...友達(ともだち)いやしがりて萬年町(まんねんちやう)の呼名(よびな)今(いま)に殘(のこ)れども...
樋口一葉 「たけくらべ」
...アリス・リイヴル――偶然にも前の被害者と同じ呼名である――という女中が...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...あゝ彼の呼名はSだつたか! エスは有頂天になつて僕の脚にからみつかうとする...
牧野信一 「駆ける朝」
...『郷土研究』一巻四二三頁拙文「呼名の霊」参照)...
南方熊楠 「十二支考」
...五百は呼名は挿頭(かざし)と附けられた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...一般に呼名(よびな)は許される限り上級へと登って行って...
柳田国男 「こども風土記」
...モナクナは即ち元七・黒七の呼名らしいから...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...正式の呼名なんです...
山川方夫 「恐怖の正体」
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