...この狂歌が呼び物となって...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...その呼び物のソ連の新型戦車が火をふいているのであった...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...呼び物は色々あったが...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...音楽学校の卒業式の演奏会が唯一の呼び物になったがこれは自分らには入場の自由が得られなかった...
寺田寅彦 「二十四年前」
...ムクの梯子登りと火の輪くぐりは呼び物になっていて...
中里介山 「大菩薩峠」
...辻斬に次での道庵先生の評判が呼び物になりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの呼び物がなくなっては...
中里介山 「大菩薩峠」
...第一級の呼び物ですが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...お得意の呼び物の唄を歌う――「燕が今度また来たら眼を見張るだろ見張るだろ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...これは今年の国際大展覧会の呼び物になっている画の複製なのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...呼び物でかつ大喜利(おおぎり)になるようなものがあれば...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...女給が呼び物の今のバーとは大違い...
山本笑月 「明治世相百話」
...米坡の狂女が呼び物であったが三日目ぐらいから客はがた落ち...
山本笑月 「明治世相百話」
...「日向島」は特にこの人の呼び物...
山本笑月 「明治世相百話」
...唯一の呼び物は「反魂香」の吃又(どもまた)...
山本笑月 「明治世相百話」
...奴凧(やっこだこ)や雷公が呼び物...
山本笑月 「明治世相百話」
...中にも松園女史の美人画は文展時代の呼び物...
山本笑月 「明治世相百話」
...今年の博物会では第一の呼び物となって...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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