...さうしてそれは俺に味方するものと反抗するものとの孰れを問はず...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...或るものは若い女王に味方する...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...最一つは下層階級に味方する持前(もちまえ)の平民的傾向から自然にこれらの平民的音曲に対する同感が深かったのであろう...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...するとまた正造に味方する一木斎太郎が門下の壮士五六十人を引きつれてきて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...佐幕派に對立する勤皇派に味方することで...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...なぜなら彼等の人格が社会に於て占める立場に味方することが善であり...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...おじさんはきっと味方するよ...
豊島与志雄 「白い朝」
...過去に味方する者らは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...從來の如く薩長が連合して革命を起した事に味方する人もあらうし...
内藤湖南 「維新史の資料に就て」
...八郎太殿へ味方する...
直木三十五 「南国太平記」
...それに味方する人は不忠者じゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...裸松に味方する者の一人も出て来なかったことは勿怪(もっけ)の幸いでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...一方幕府にたいしては今度は独力で浪人やそれに味方する大名にたいして...
服部之総 「尊攘戦略史」
...私たちの方言価値論に味方する者は非常に殖(ふ)え...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...きょうからは曹将軍へ味方することにきめました...
吉川英治 「三国志」
...稲葉山城(いなばやまじょう)の義龍(よしたつ)にも味方する情熱など少しもない...
吉川英治 「新書太閤記」
...羽柴方に味方する意志はない...
吉川英治 「新書太閤記」
...上方に走って味方するべきか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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