...既に三観三諦即一心(さんかんさんたいそくいつしん)の醍醐味(だいごみ)を味得(みとく)した...
芥川龍之介 「道祖問答」
...何人にもすぐ味得される筈のものだ...
芥川龍之介 「ポーの片影」
...その頃から露西亜の深酷な苦鹹(くかん)の文学を味得して...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...まさしくさとりの世界をハッキリ味得せねばなりません...
高神覚昇 「般若心経講義」
...「内」なる意味の味得である...
中井正一 「リズムの構造」
...極めて特殊の感覚を持った人にのみ味得出来るもので...
中谷宇吉郎 「墨色」
...自分の生活経験によって味得(みとく)した...
萩原朔太郎 「老年と人生」
...私が強いられざる意志によって・私自らの欲求から・学問や義務を味得するように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...物に即してその深さが具象的に味得された...
柳宗悦 「民藝四十年」
...眞に味得するの知己はまだ尠いかも知れぬが...
吉川英治 「折々の記」
...舌を通る茶のうまさが味得される...
吉川英治 「折々の記」
...靜の姿のまゝ味得するかは...
吉川英治 「折々の記」
...生き/\と人生を味得してゐる人もある...
吉川英治 「折々の記」
...人さま/″\に味得できやうが...
吉川英治 「折々の記」
...おん身はそれを味得せられたと思う...
吉川英治 「親鸞」
...弦之丞はそれを味得(みとく)していた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...味得しているところの...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...特殊の美しさを味得し得なくてはならぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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