...この部屋は味も素っ気もないので、何か飾りたいと思います...
...味も素っ気もない瀬戸物の破片(かけら)みたいな気持がした...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...腹立てゝやってゐるので味も素っ気もない芝居になってしまふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...五月蠅(うるさ)い程沢山な髪を味も素っ気もない引きつめの束髪にして西洋人の寝間着の様に真白でブワブワしたものを着た胴を後まで廻る大前掛で押えたお久美さんが...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
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