...その最も興味のあるものは牢破りと狒退治との二つである...
芥川龍之介 「僻見」
...重味のある生活は若い者にはとても味はれさうにもない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...読者には興味のあることがらを...
海野十三 「少年探偵長」
...も少し滋味のある回顧文であったら...
大下宇陀児 「乱歩分析」
...ほんとうに味のある...
高神覚昇 「般若心経講義」
...重大な意味のあるであろう処の事実であるからである...
戸坂潤 「科学方法論」
...一応意味のある問題であるかも知れない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...ニュース(この新造の言葉はシェクスピアのハムレットにあるそうだ)がW・シュレーゲルによって Zeitung と訳されたことは非常に興味のあることである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...可なり意味のある行動の一つに数えていいだろうと思う...
戸坂潤 「社会時評」
...弱い」云々(うんぬん)の言葉が意味のあるものに思われてくるのだった...
中島敦 「虎狩」
...こういう意味のある数字を有効数字というのであるが...
中谷宇吉郎 「地球の円い話」
...試験官に雅味のある奴がいないせいだな」「もう何遍落第したかね...
夏目漱石 「虞美人草」
...よい興味のあることをさせてやらなくてはなりません...
羽仁もと子 「おさなご」
...いかにも味のある話だによって...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...意を用ひると仲々趣味のあるものだなどと思ふ...
牧野信一 「私の一日」
...私の家へ來て興味のある話の種にした...
正宗白鳥 「水不足」
...重味のある文章か何かと云えば――間違って居るかも知れませんが...
宮本百合子 「現今の少女小説について」
...嘘は Aesthet にとって捨て難い味のある方法に相違ない...
和辻哲郎 「転向」
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