...自分が呱々(ここ)の声をあげて以来二十一年...
石川啄木 「雲は天才である」
...彼等が呱々の聲を擧げて以來絶間なく享けた教育とは...
石川啄木 「田園の思慕」
...蔡温は彼れの死後七年にして呱々(ここ)の声を挙げました...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...久米村に呱々(ここ)の声を挙げた者で...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...科学小説はいまや呱々(ここ)の声をあげようとしている...
海野十三 「『地球盗難』の作者の言葉」
...どういうものになるのかしら?……初めて明るみに出たその呱々(ここ)の声を聞いたとき...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...わが呱々の声を揚げた礫川の僻地は...
永井荷風 「巷の声」
...随ってウィリアム・シェイクスピアが此の家で呱々の声を揚げたということは信じてよい...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...いま呱々の声を上げ...
久生十蘭 「魔都」
...映画がセルロイド工業と密接な関係において呱々(ここ)の声を上げたということは...
平林初之輔 「文芸は進化するか、その他」
...回顧すると私が土佐の国高岡郡の佐川町で生まれ呱々の声を揚げたのは文久二年の四月二十四日(戸籍には二十二日となっているがそれは誤り)であって...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...呱々(ここ)の声が一つ新たに生れている...
吉川英治 「私本太平記」
...呱々(ここ)の声をあげた...
吉川英治 「新書太閤記」
...その没年の弘長二年から数えて聖人が呱々(ここ)の声をあげた九十年前は承安の三年...
吉川英治 「親鸞聖人について」
...彼が呱々(ここ)の声をあげた年は...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...彼は呱々(ここ)を揚げていたのである...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...乱世に呱々の声をあげ...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...今し生れた呱々(ここ)の声する産室の附近にも...
吉川英治 「日本名婦伝」
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