...久米村に呱々(ここ)の声を挙げた者で...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...呱々の聲簡單で完全な...
千家元麿 「自分は見た」
...赤ん坊は安らかに呱々の声をあげて生れるものだったということであります...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...どういうものになるのかしら?……初めて明るみに出たその呱々(ここ)の声を聞いたとき...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...随ってウィリアム・シェイクスピアが此の家で呱々の声を揚げたということは信じてよい...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...映画がセルロイド工業と密接な関係において呱々(ここ)の声を上げたということは...
平林初之輔 「文芸は進化するか、その他」
...文久二年四月二十四日呱々(ここ)の声を挙げたのである...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...回顧すると私が土佐の国高岡郡の佐川町で生まれ呱々の声を揚げたのは文久二年の四月二十四日(戸籍には二十二日となっているがそれは誤り)であって...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...夜は日につぎ暁は夕べにつながりて絶えざれども呱々(ここ)の声と葬いの鐘の音(ね)との相交わることなく明け暮れし日夜はただ一つだになし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...烏兎々呱々の声は唔(いご)の声に化せり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...雑誌『改造』が品川浅間台の一角で呱々の声を挙げたのは...
山本実彦 「十五年」
...彼は呱々をあげてゐたのである...
吉川英治 「折々の記」
...呱々(ここ)の声が一つ新たに生れている...
吉川英治 「私本太平記」
...呱々(ここ)の声をあげた...
吉川英治 「新書太閤記」
...その没年の弘長二年から数えて聖人が呱々(ここ)の声をあげた九十年前は承安の三年...
吉川英治 「親鸞聖人について」
...彼は呱々(ここ)を揚げていたのである...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...乱世に呱々の声をあげ...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...今し生れた呱々(ここ)の声する産室の附近にも...
吉川英治 「日本名婦伝」
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