...今日ではもっぱら知力を用いて相互に呑噬(どんぜい)を逞(たくまし)うするよりほかなき境遇にいたったのである...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...「すべてを呑噬(どんぜい)するもの」の影であった...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...みなその呑噬(どんぜい)の機会をまつをもって少しく我に乗ずべき隙あらばたちまちその国体を亡(うしな)うに至らん...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...あるいは彼を呑噬(どんぜい)せんとする……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ヨーロッパの精神的貴族社会を呑噬(どんぜい)しつつある腐食のうちに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...われわれを呑噬(どんぜい)せんとするとも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一民衆をことごとく呑噬(どんぜい)している……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...当時のあらゆる党派の為政家らを呑噬(どんぜい)してる災厄の犠牲となっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...情熱のために全身を呑噬(どんぜい)されなければやまない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...呑噬(どんぜい)の獅子(しし)である...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私がいかに自分の自我をうるさがってるかをあなたが知ってくだすったら! 私の自我は圧制的で呑噬(どんぜい)的なのです...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...呑噬(どんぜい)の痛ましい深淵のうちに永久にころがり込む...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼らはあたかも呑噬(どんぜい)の淵(ふち)に身を投ずるがごとくにパリーへ行く...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...食うの真の意味は呑噬(どんぜい)するというのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その呑噬(どんぜい)の口を...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...斯くして國際的の呑噬(どんぜい)行動を絶滅し...
長岡半太郎 「ノーベル小傳とノーベル賞」
...或は新宗派の間に互に相呑噬した樣子を簡單に述べて...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...唯其久しく之れ飢渇せしが為めに善き物と悪(あ)しき物とを撰ばずして之を呑噬(どんぜい)し終(つひ)に不消化不健康なる思想を蔓延せしめんことを憂ふ...
山路愛山 「凡神的唯心的傾向に就て」
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