...諸侯を召して罪を俟(ま)つの状を告ぐ...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...余爲めに之を告ぐ...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...常に変らぬのどかな声を長く引いて時を告ぐるのであった...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...人みな告ぐるにその実をもってすという...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...ないかと問えばありと告ぐるは...
井上円了 「おばけの正体」
...之を得たるを告ぐ...
高木敏雄 「比較神話学」
...天理を告ぐ器であると云って『告理(こくり)』の文字を用いたので...
田中貢太郎 「狐狗狸の話」
...など死を告ぐる? 益も無し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...それだのに私は「同志に告ぐる書」を読まざるを得ない...
戸坂潤 「社会時評」
...誠にまことに汝(なんじ)らに告ぐ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...與謝野君はいざ此の擧を汎く世の讀書家に告ぐべしとて...
永井荷風 「鴎外全集刊行の記」
...夕刻建物会社員永井喜平来り断膓亭宅地買手つきたる由を告ぐ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...ついでに座員に告ぐ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...世の飢饉に値(あ)い、女の夫、妻に告ぐらく、わが家貧窮して衣食に困(くる)しむ、汝は他(よそ)へ行き自活の処を求むべし、と...
南方熊楠 「易の占いして金取り出だしたること」
...旬日村老一人来り告ぐ...
南方熊楠 「十二支考」
...時々声を張り上げて本隊の凡衆を整え敵近づくを告ぐ...
南方熊楠 「十二支考」
...これに告ぐるに往訪に意あることを以てした...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...紙上にて完結を告ぐ...
吉川英治 「年譜」
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