...白い実を次に乾かし外皮をもみ殻のように吹き飛ばす...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...廬山もダイナマイトの火に吹き飛ばすが好い...
芥川龍之介 「長江游記」
...臼井君のカンカン帽を吹き飛ばす...
梅崎春生 「Sの背中」
...吹き飛ばすように...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...どうしてるかなといった気がかりをいっぺんに吹き飛ばす爽(さわ)やかさがあった...
高見順 「いやな感じ」
...食欲を吹き飛ばすようなあのバナールな呼び声も...
寺田寅彦 「物売りの声」
...彼女は癌腫の様な石山新家を内から吹き飛ばすべき使命を帯びて居るかの様に不敵(ふてき)であった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...金や銀がどれだけ造幣局へ流れこむことだろうな!」「なんのために吹き飛ばすんです?」とイワンが言った...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...第一にお父さんをまる裸に剥(は)ぎ取ったうえで……それから吹き飛ばすでしょうよ」「おやおや! こいつはおまえの言うとおりかもしれんて...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...といって徒(いたず)らに吹き飛ばすわけでは無かった...
夏目漱石 「正岡子規」
...地雷火で高田御殿を吹き飛ばすとなると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...地雷火で高田御殿を吹き飛ばすとなると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...けれども中天の雲を吹き飛ばすだけの力はなく富士は曇つた儘姿を現はさない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...間もなく私の夢を鵞毛の軽さで吹き飛ばす有様の怖ろしい冬が訪れた...
牧野信一 「鬼の門」
...「ものゝふの矢なみつくろふ」の歌の如き鷲を吹き飛ばすほどの荒々しき趣向ならねど調子の強き事は並ぶ者無く此歌を誦(しよう)すれば霰(あられ)の音を聞くが如き心地致候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...鷲を吹き飛ばすほどの荒々しき趣向ならねど...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
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室生犀星 「愛の詩集」
...古木学士はそうした私の悲哀を吹き飛ばすように笑った...
夢野久作 「冥土行進曲」
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