...風がもっともっと強くなればすべての火事はほんとうに「吹き消される」はずである...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...蝋燭が吹き消されるとまもなくぐっすりと寢入ってしまったのであった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...一歩一歩風に吹き消される自分の跫音(あしおと)を聞くばかり...
永井荷風 「放水路」
...風に吹き消されるやうに小さくかすかにきこえて來た...
林芙美子 「就職」
...吹き消されるのか...
吉江喬松 「山岳美觀」
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