...海の生き物に吸盤がついている...
...吸盤を使って壁に貼り付ける...
...吸盤を使ったマッサージ器具もある...
...ゴム製の吸盤を使ってガラスを持ち上げる...
...このロボットは吸盤で壁を登ることができる...
...この吸盤(すいつき)用意の水掻(みずかき)で...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...われに黄色の吸盤をもてる影の花をうかぶ...
アルテュル・ランボオ 上田敏訳 「醉ひどれ船」
...その長い吸盤(きゅうばん)のような尖(とが)った唇でもって...
海野十三 「恐怖の口笛」
...吸盤のある足をヨタヨタと動かして...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...まるで吸盤でもついているように...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...「蛸なら吸盤があるから...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...他物に吸い付いて生活する蚯蚓の類には体の後端にりっぱな吸盤を備えたものがいくらもある...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...――美佐子は口を吸盤のようにとがらせて...
高見順 「如何なる星の下に」
...あのぬめ/\した吸盤が眼について...
種田山頭火 「其中日記」
...吸盤をぴちゃぴちゃ……...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...蛸坊主どもが如何にも色気たっぷりに、腕や足をさし伸べようと、その吸盤は、深遠な論理の声音が宙に消え失せると同様、宙に迷って何の手応えも得られない...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...弾力ある吸盤とに...
中島敦 「光と風と夢」
...虫類の吸盤さながら...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...章魚(たこ)の吸盤のある足のやうに...
萩原朔太郎 「本質的な文學者」
...もし人間に章魚(たこ)のような吸盤さえあれば...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...吸盤の面を顔の平面へ吸いつけては離し...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...私は永い間吸盤状であるはだかに見なれて飽きることはなかつたが...
室生犀星 「帆の世界」
...余りある土貨を吸い合う本国の吸盤となって生活しなければならぬのである...
横光利一 「上海」
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