...この時出たお吸物ほど結構なものは...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...)と掏摸(すり)にも、同一(おんなじ)ように、吸物膳...
泉鏡花 「婦系図」
...真珠貝の吸物、牡牛(おうし)の舌の塩漬(しおづけ)、羊肉(ひつじにく)のあぶり焼、茶の芽(め)のおひたし、松茸(まつたけ)の松葉焼(まつばやき)……いや、もうよそう...
海野十三 「海底都市」
...一二 お吸物...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...クリスチャン五世の吸物(スウプ)皿も...
谷譲次 「踊る地平線」
...吸物と云ふやうな食事を見るのも嫌な気がして来た...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...お魚でもお吸物でも家のものと同じやうに...
土田耕平 「身代り」
...吸物椀にぎごちない箸をつけていた作は...
徳田秋声 「あらくれ」
...先ほど誂えた初茸(はつたけ)の吸物もまたは銚子(ちょうし)の代りさえ更に持って来ない始末である...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...日本風の食事は吸物(すいもの)を椀へ盛ってから暫(しばら)くゴタゴタして客の前へ持出して客も盃(さかずき)を二...
村井弦斎 「食道楽」
...吸物は淡い加減に立てろという事があります...
村井弦斎 「食道楽」
...私どもではお吸物に使うのと煮物や掛醤油に使うのと別々にして二色のお醤油(したじ)を買っておきます...
村井弦斎 「食道楽」
...御酒御吸物頂戴仕候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...配膳の公卿は吸物三種...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...吸物・あつ物を膳(ぜん)の上に添えることが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...山羊の吸物の鍋や...
吉川英治 「三国志」
...このあいだも金田中で食べた吸物椀で糸昆布(刻ミ昆布ともいうだろうか)に鱈(たら)を合わせた一ト品が出た...
吉川英治 「舌のすさび」
...膳部(ぜんぶ)の吸物椀(すいものわん)をとって...
吉川英治 「神州天馬侠」
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