...重炭酸カリウムは溶液から結合していあすべての水を吸収するであろう...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...本人の心が吸収する丈(だけ)しか...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...その外側のガス被層の低温なのはこの光を吸収するガス体の比重の大きいためであるらしく思われる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...太陽の収縮によって起る温度上昇の結果多量の熱を吸収するような化学作用が始まり...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...すきなものを吸収することの出来るやうに自然はいろ/\なものを豊富すぎる程与へてゐますものね...
伊藤野枝 「九州より」
...吸収するだけのものを吸収し...
伊藤野枝 「「別居」について」
...製造工場が争うて原料を吸収する結果...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...知能分子をそこに吸収する余地が次第に少なくなって来るに従って...
戸坂潤 「技術の哲学」
...地面を長く占領し肥料を多く吸収する麦は家庭園芸の範囲外のものとのことだった...
豊島与志雄 「波多野邸」
...人は食べたものを悉く消化吸収するものではない...
豊島与志雄 「傍人の言」
...それは光沢もない、ただいたづらにしらじらと、雨を吸収する、風に吹かれる、幾分空を反映する...
中原中也 「在りし日の歌」
...しかし「土によって太陽熱を吸収する」とか「電熱を利用する」とかいうことは...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...生活の基礎となるべき純潔な感情を恣(ほしい)ままに吸収する場合が極(きわ)めて少ない...
夏目漱石 「思い出す事など」
...また新知識を絶えず吸収するということは我々にとって必要である...
三木清 「書物の倫理」
...柿はアルコール分を吸収するもの故に酒の酔を醒ますの功あり...
村井弦斎 「食道楽」
...人間の全精力を吸収する...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...西洋文化を見境いもなく吸収するのに忙がしかった...
夢野久作 「路傍の木乃伊」
...そして現在の法律の施行中は、貧民を維持するための基金は逓増的に増加して、ついにそれは国の純収入のすべてを、または少くとも公共の支出に対する国家自身の欠くべからざる必要を満たした後に国家が吾々に残す純収入のすべてを、吸収するのは、全く事理の当然である(註)...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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