...智的要素を含むところの...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...もとより私は畜犬に対しては含むところがあり...
太宰治 「畜犬談」
...「僕としてはニコライ・シーリイチになんら含むところはないのです...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...觀念のうちにおいてはただ客觀的に有る一切の實在性を形相的に自己のうちに含むところの...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...観念のうちにおいてはただ客観的に有る一切の実在性を形相的に自己のうちに含むところの...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...あるいは優越的に含むところの原因を必要とするということが...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...署名のこの点はかなり含むところがある――事実上の決め手とも言える...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...もとはといえば親爺さんが前々から僕に含むところがあったからなんです...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...確かに彼は何も彼女に含むところはなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何か含むところがあって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...明らかにサットン編集長の心に含むところは何もないし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...含むところがあって黙っているのか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...われに含むところのあるきゃつのことだ...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...却て靜的なるものに固定する傾向を含むところの...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...一つの語「歴史」Geschichte, histoire, history が歴史の二つの意味を自然的に結合して含むところに表現されてゐるやうに...
三木清 「歴史哲學」
...かかる作用の作用が同時に「もの」の意味を含むところに事實の概念がある...
三木清 「歴史哲學」
...森林が何か含むところのある沈黙をまもつていることに気付いた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...そちらに含むところがなければ一切を水に流そう――と小次郎がいうと...
吉川英治 「宮本武蔵」
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